北人は急ぎ足でバイト先へ向かっていた。
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北人はバイト先のカフェに着いた。
北人のバイト先は全国チェーン店の人気なカフェ。
カフェの中
店長がそういうと店の奥からカフェの制服を着たかわいらしい女の子が出てきた。
そう言われるとるかは照れたように顔を赤くした。
仕事には入ったものの、北人はるかに色々と教えなければならなかった。
それなのに北人はあなたのことを考えていた。
それからお昼まで北人はるかに丁寧に仕事を教えた。
そして休憩時間
北人は顔を赤くして嬉しそうに言った。
北人は気づいていないが、るかは顔を引きつらせていた。
だって……あなたは…
―――――中学生の時。
そして数日後。
るかの同級生は、ホースで花に水撒きをするフリをしてあなたの全身に水をぶっかけた。
あなたは目に涙を浮かべて走り去っていった。
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まさか高校も同じになるとはおもってなくて、あの時の同級生はもう違う学校だけどあなたに会うとあのときの罪悪感を思い出す。
それから北人はさらにるかに指導をし、シフトの時間は終わった。
帰り道。北人はあなたの病院に行こうとしていた。
すると、偶然病院の方向に家があるるかと一緒に道を歩くことになった。
そう言い残すとるかは駆け足で帰って行った。
北人は病院についた。
あなたの病室に行くとあなたはまだ北人が入ってきていることに気づかずスマホをいじっていた。
北人は勢いよくあなたに抱きついた。
そういうと、あなたは目の光が消えて無理して笑顔を作ってるのがバレバレな表情をした。
そう言いつつもあなたは明らかに顔を引きつらせていた。
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どこから聞いたのかって。笑笑
紗夏は興奮気味にあなたに顔を近づけて聞いてきた。
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そう言うと北人はあなたに近づいた。
北人はあなたの首筋に顔をうずめて強くキスをした。
チュッっ。
北人はあなたから顔を離すと狼のようなニヤリとした表情をしていた。
それから北人とあなたは暗くなるまでイチャイチャして過ごしたのだった。
―――――――その転校生と新井るかによって運命が大きく揺れるのも知らずに。
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To be continued🥀
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!