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2022/01/14

第455話

マネージャーの理由 青橙♀
りょう「てつやってさ...」
てつや「うん」
りょう「何で陸上部のマネージャーになったの?」
何てことない部活の休憩時間の間のりょうとてつやの会話だ
りょうは一時間走り続け、少し疲れていたが、てつやが慣れたように良いタイミングで水筒を渡してくれて、喉を潤した
てつや「どうしてそんなこと聞くの?」
不思議そうにてつやはりょうに聞き返した
りょう「だって、てつや走るの好きだろ?」
てつや「う、うん好きだけど...」
りょう「別にこの部活、男子だけの陸上部じゃねぇんだから...マネージャーじゃなくて選手として入れば良かったのに...」
てつや「そうなん、だけど.....」
別にマネージャーでも構わないが、たまにてつやと一緒に走れたら良いなぁ...と思ったこともある
きっと楽しいし、いつも以上に頑張れる気がして.....
てつや「......最初は私も選手として入れば走ろうとしたんだけどね」
りょう「そうなんだ、でも何で」
てつや「....走るのは好き、けど先に入部していた人たち見て、あぁついてけないなぁって...思ってさ」
りょう「そんなこと」
てつや「そ、それにね....そのぉ.....」
りょう「てつや....?」
もじもじし始めたてつやは、恥ずかしそうに口にする
てつや「マネージャーになれば、りょうの走る姿....ちゃんと見ることが出来るなぁって思ってね///一緒に走りたい気持ちもあったけど、私はりょうの走るカッコいい姿を見たかったの.....だから、マネージャーになったんだけど.......///」
てつやの言葉に目を丸くして、りょうは耳を赤くした
無意識か、はたまた俺を意識してか.....
りょう『なんだよ、それ.......』
りょうはてつやを見ることが出来ず、俯いて頭を掻いた
てつやもてつやで、口にしたことをよくよく考えたのか、かぁぁっと顔を赤くして『じゃ、じゃあ私他にやることあるから!!』と何処かへ行ってしまった
その後ろ姿を見て、りょうは目を細める
りょう『見てたのか....いつも俺の走る姿を.......』
嬉しくて、けど恥ずかしくて....何とも言えない感情がぐるぐる回っていく
てつやがマネージャーになったのは俺の走る姿を見るため、......周りが聞けば不純だと言われるかもしれない
でもりょうからしてみれば最高に嬉しい
りょう『これからも見てくれるのかな....』
ならもっと綺麗なフォームで、カッコいい走る姿を見せたい
そう思うと、練習をすぐにでもしたくなってりょうは軽い足取りで練習に戻った