てつや「りょうって怖いものとかなさそうだけど、ホントにないの?」
りょう「俺にだって怖いものくらいあるよ」
意外な解答にてつやは驚いた
てっきりない、と返ってくると思っていたのだ
てつや「意外だな、りょうにも怖いものあるんだ...(しいたけかな?確かコイツ嫌いだったよね)」
てつやの考えとはよそに、りょうは自分の怖いものを考えていた
りょう『俺は、お前に嫌われるほど怖いものなんてないよ...』
りょうはてつやを見る
いつかてつやに嫌われることなんてあったら
自殺でもするんじゃないかと自分でも思う
それほどまでにりょうはてつやに嫌われる日が来てしまうのではないかと思い、それが何よりも怖いのだ
てつや「りょう?」
心配そうに顔を覗き込むてつや
りょう「なんでもないよ」
てつやが自分を嫌うことはないと分かっていても、そんな日は一生来てほしくないと、りょうはてつやの頭を撫でながら願っていた
そんくらいしか怖がりそうにないよねりょうくん
ていうかてっちゃんがメンバー全員に嫌い言うたらショック受けてへこむはず...
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!