第15話

優しい彼 桃橙♀
672
2020/11/17 10:14
ゆめまる「良い天気だねてっちゃん」
てつや「そうだね、たまには歩くのもありだわ」
お昼ご飯の買い出しに出ていた二人
少しだけ時間はかかったもの、目的のものを買えたのでゆっくりと来た道を戻って行く
てつやは左手で持っているさっき買ったものが入ってる袋を見る
色々入っているが、重量は少ない
だがゆめまるはどうだろう
彼の左手で持っている袋は重たそうだ
少し申し訳ない気持ちがてつやの中に込み上げてきた時、ゆめまるが何かに気づいててつやを自身の左側に誘導した
てつや「何?どうしたの急に右側に寄って」
ゆめまる「んー?今気づいたら車道側てっちゃんに歩かせてたから、ごめんね」
てつや「う、ううん、全然いいよ、むしろ、ありがとね、わざわざそっち側行ってくれて」
ゆめまる「てっちゃんは女の子だからね、今は俺しか守れないから」
てつやは胸を高鳴らせた
ゆめまるは自分のことを守ってくれてる
彼は何て優しいのだろう、重い方を持ってるのだって、私に重いものを持たせないようにしてくれたのだ、とてつやは答えを導きだした
てつや「うん、ありがとね...ゆめまる」
ゆめまる「いいよいいよ」
無意識なのか、はたまた意識しているのか
そんなゆめまるに、てつやは徐々に好意を寄せていくのだろう





この話のゆめまるはてつやのことを好きだと自覚はしてない
だから無意識の行動です
段々と気づいてくというわけです
てっちゃんも段々と優しい彼に好意が芽生え始めたらいいな
高校時代いじめてたのは、りょうくんと一緒で好きな子だからという理由です
でも無意識です


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