いいねして作者を応援しましょう！

「ねぇ、」 旧校舎、空き教室。 高校2年生の優に偶然出会った紗結は、思わず声をかけてしまう。 不思議な雰囲気をもつ優だったが、実はいじめられていて…？ 衝撃のラストに、切ない涙が流れる！

あの日、君と見た海は綺麗だった。 どこまでも、どこまでも透き通っていてキラキラと日の光を反射させていた。 だけど、今の海には、空には、なんの色もない。 君がいなくなった世界に色なんて…いや、違う。君がいてくれたから僕の目に色があった。ただ____ただ元に、戻っただけなんだ。 「嫌いだった夜だって君となら、星が綺麗に見えた。」 彼女はそう言った。

その日はクリスマスイブ。キロ・マグリーはサンタがいると自分を騙しているのだと、親に怒鳴った。それを聞いた父は、息子にこっそり自分の九歳のクリスマスイブのことを話した。知らなかったサンタの家系の秘密。おもしろくて、ちょっと心温まるとあるクリスマスのお話。番外編まで見逃せない！