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2021/07/27

第4話

一意奮闘
名取 夏輝
名取 夏輝
う…寒い
当たり前である。
名取 夏輝
名取 夏輝
さっさと終わらせて帰りてぇ〜!!
名取 夏輝
名取 夏輝
(…どこに?)
自問自答が浮かび上がる。
名取 夏輝
名取 夏輝
夏輝の足が止まった。
その時、『何か』が夏輝目掛けて上空から飛んできた。
名取 夏輝
名取 夏輝
うわっぷ!!
間一髪、夏輝は避けていた。
彼が先程まで居た場所には、大きな氷の塊が鎮座していた。
氷の塊が飛んできた方角へと視線をやると、なんと大きなドラゴンがそびえ立っていた。
名取 夏輝
名取 夏輝
(なんだアレ…さっきまでは無かった。絶対に。恐らく、今さっき生まれたか。)
そのドラゴンはなんと氷でできていた。
名取 夏輝
名取 夏輝
そして、よく見るとそのドラゴンの肩に誰かが乗っている。
息吹 氷牙
息吹 氷牙
……
名取 夏輝
名取 夏輝
あいつは確かえーと…
名取 夏輝
名取 夏輝
…特殊物体特務課エージェント、息吹氷牙。
名取 夏輝
名取 夏輝
(なんでアイツが俺に攻撃してきた?あぁ、操られてるのか。それしかないよな。)
名取 夏輝
名取 夏輝
(にしてもアイツ、こんな一瞬?であんなでかいの作れるほどの技量を持ち合わせてたか?)
息吹 氷牙
息吹 氷牙
冷や汗が頬を伝う。
名取 夏輝
名取 夏輝
って、うお!?
なんとドラゴンの口から炎ではなく、凍えるような息を出てきたのだ。
名取 夏輝
名取 夏輝
…まぁいい。
名取 夏輝
名取 夏輝
あいつは敵意があって、俺に攻撃してきた。なら…
名取 夏輝
名取 夏輝
返り討ちにするだけだ!
名取 夏輝
名取 夏輝
『来い、朱雀』!!
夏輝の異能力は、口に出したものを呼び出す『名呼召喚』。
呼び出せるものに、制限はない。
例えそれが、四神であろうとも。
夏輝の背後に、翼を広げた鳳凰のような大きな鳥__朱雀が現れる。
名取 夏輝
名取 夏輝
さぁて…、ひと狩りいきますか。
夏輝は朱雀に飛び乗った。
息吹 氷牙
息吹 氷牙
…朱雀、ですか。
名取 夏輝
名取 夏輝
名取 夏輝
名取 夏輝
へぇ、お前喋れたのか。
煽りではない。
次の瞬間、また氷の塊が飛んでくる。
名取 夏輝
名取 夏輝
迎え撃て。
朱雀の飛ばした炎の弾が命中し、氷の塊は跡形もなく消えた。
名取 夏輝
名取 夏輝
お前にとっちゃ、相性最悪だろ?
夏輝はニッ、と不敵に笑ってみせた。
息吹 氷牙
息吹 氷牙
ええ、まぁ。
息吹 氷牙
息吹 氷牙
でも教えてあげますよ。
名取 夏輝
名取 夏輝
…何を?
息吹 氷牙
息吹 氷牙
生半可な炎で氷は溶けないということを!
息吹 氷牙
息吹 氷牙
氷の砲アイスキャノン』!!
まるでレーザーのような氷が、ドラゴンの手から飛んでくる。
名取 夏輝
名取 夏輝
朱雀、火炎放射!
夏輝も迎え撃ち、力の押し合いが始まる。
しかし、徐々に押され始めてしまう。
名取 夏輝
名取 夏輝
チッ
押し合いで勝てないことを悟ったのか、夏輝はその場を離れ上空に飛び上がった。
息吹 氷牙
息吹 氷牙
逃がすか!もう一度……
名取 夏輝
名取 夏輝
朱雀、『朱夏弾』。
氷牙の周りに数個の赤い焔の弾が飛んでくる。
瞬間、大きく弾け、爆ぜる。
息吹 氷牙
息吹 氷牙
ぐあっ…
ドラゴンの身体が数箇所大きく抉られた。
息吹 氷牙
息吹 氷牙
しまった、ドラゴンを修復しなければ…
名取 夏輝
名取 夏輝
そう、お前はそれでいい。
息吹 氷牙
息吹 氷牙
!?
気づけば、氷牙の後ろに夏輝が居る。
夏輝の狙いは、朱雀の『朱夏弾』でドラゴンを削り、意識をそちらへと割かせ、氷牙に近づくことだったのだ。
そして、夏輝は神さえも呼び出せる。
その呼び出した神を、自分へと降ろすのだ。
名取 夏輝
名取 夏輝
『来い、佐保姫』!
佐保姫とは、春の女神。
春の陽光は、人々に安らぎを与え、戦意喪失させる。
これは、その光の技。
名取 夏輝
名取 夏輝
『佐保姫の陽光』!
眩い、しかし暖かい光が辺りを包み込んだ。
…光が消え始め、段々と景色が戻る。
名取 夏輝
名取 夏輝
…上手くいったか?
夏輝がふと上を見上げた瞬間。
名取 夏輝
名取 夏輝
うぉおおお!?
氷牙が空から降ってくる。
名取 夏輝
名取 夏輝
朱雀!
なんとか朱雀の背中でキャッチした。
名取 夏輝
名取 夏輝
んー…気絶してるだけだな。
操られて敵意を抱いていたけど、『佐保姫の陽光』でごっそり操り糸無理やりむしり取られて気絶、みたいな感じか…?
名取 夏輝
名取 夏輝
(つか普通に倒してもいいんじゃね?)
名取 夏輝
名取 夏輝
暫くは朱雀の背中で寝かしてやるか。
この世界での初戦闘は勝利。順調だ。
夏輝は下山を始めた。