マリ「では、こちらのお洋服にお着替えください」
聡「なにかございましたら、このベルを鳴らしていただければ、僕たちの誰かがすぐ駆けつけますので」
「ありがとう」
勝利「では、お食事の時間になりましたらお迎えにあがります」
「うん、ありがとう」
マリ「失礼致します」
彼らは部屋を出て行った
私は言われた通り用意された服に着替えた
「…素敵」
姿見で見惚れていると
コンコン
「はい?」
健人「俺だけど…今入ってもいいかな?」
「あっ、はい!」
彼が扉を開けて部屋に入ってくる
健人「その服、とても似合ってる」
「ありがとう」
健人「お話の続き、しない?」
「うん、いいよ」
健人「ありがとう」
彼は近くの椅子に座る
私はその向かいの椅子に座った
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。