彼について城の中に入ると3人のタキシード姿の男の子が前に立っていた
?、?、?「おかえりなさいませ、健人王子」
健人「ただいま」
よーく見ると3人横1列に並んでいるうちの真ん中の子…
「あっ!!!!」
健人「ん?どうかした?」
私は彼を指差し
「あの子!あの子を追っ掛けてきたらここにたどり着いたんです!」
健人「えっ?聡を?」
聡「…なんのことでしょう?」
「えぇ…気のせい?」
?「それより王子、この方は…?」
健人「ああ、さっき城の前にいてね、お話を聞きたくて連れてきたんだ」
?「なるほど…あっ、申し遅れました、私、勝利と申します」
聡「聡です」
?「マリウスです」
「よろしくお願いします…」
健人「あなたちゃん、よろしくねみんな」
3人「はい!!!」
健人「じゃああなたちゃん、こっちにおいで、ティータイムにしよう」
「…はあ」
彼について行くと小さめのテーブルにアフタヌーンティーが揃っていた
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!