私は母に手招きされ、隣の部屋へ
ガチャ
ベビーベッドがある…ということは…
かわいい…
私が手を伸ばすと2人も不思議がって手を伸ばす
おいで
赤ちゃんなんて…亜柊以来かもしれない…
つまりこれも8年振り…
ガチャ
久しぶりの一家団欒
すごく大きくなって…
2人新しく増えたけど
ここの景色は…前と変わってない
私の好きな景色
私の好きなみんな
↑キヨをチラリと見る
話の矛先がいきなり自分に向いたからか?
本当に好きな子がいるからか分からないが
反応はとてもかわいい
カプッ
花音が私の指を食んでいた
涙目で物足りないと言った顔で
~キヨside~
思わず顔が緩む
そんな俺の顔を見逃さなかった者が2人
ヾ(・・。)チョイチョイ
俺がすっと斜め前に座っている愛柊を見る
本当にあなたそっくりだな…
目元は似てないけど…
俺みたいに人と話すの無駄と考えてるってより…
自分から発信しないタイプってだけなのかもな
ごめんなジロジロ見て
でも俺おまえと話したことねぇから…
会釈しか出来ねぇすまん!
向こうも頭にハテナを浮かべつつ会釈
ほんとにすまん
昼飯終わって…俺とあなたは今日だけだが着替えを買いに行くことになった
次回 買い物
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!