ん〜寒い…


でも起きなくちゃと思う手は布団を剥ごうとしている訳で

よく眠ってる


そういえばガーゼ変えてなかった！


起きたら変えてあげないとな


(*-ω-)ヾ(･ω･*)ﾖｼﾖｼ


ってまた私は！

今日出勤しなくてもいい日だし…


少しくらい大丈夫だよ

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝｯ

こんな早朝に誰だろ？

ガチャ

そこには私の妹の…






…







…







…

成美でした

…

この子の愛は重いというか異常なので


大体の彼氏が逃げてしまう


そして彼氏の大体が私をみつけて


『妹さんにごめんと伝えてください！』


と告げて去っていく

…


その時…


部屋で胸騒ぎがしたキヨが目を覚ましていた

宮野さんの声…


誰かと話してるのか？


そう思い俺はドアに手をかけたところで

なる…の声？


なんでここが…


どうやって…


ガッチさんが喋った？


でもそんなこと…

…

俺は頭を抱えて…冷や汗が止まらなくなっていた…


お姉ちゃんって…


姉妹？


確か下の子がいるって言ってたけど…


でもあれ苗字は？


確か成美って『大島』だったような…？

うわっ宮野さん言いそう…


俺が逃げてる相手知らないもん

え？なんで嘘つくんだ？

ﾋﾟﾝﾎﾟｰﾝｯ

でも俺荷物玄関…


それに成美がいるんじゃ出られない…

〜あなたside〜

私は覗き窓を覗いたが…


見覚えのない男の人…


それに逃亡者って…


清川さんのこと…かな？

だれだれだれ？


なんか素敵なおじさま的な人外にいるんだけど！？！？


どうしよう…


清川さんのこと知ってる人だよね？


でも成美がいるからあげるわけには…

私は成美にそう呼びかけてドアを開けて外へ出た

ガチャ

清川さんと同業者ということはこの人も有名人？


あーこれは本当に失礼だ

いい人だ！


なんだろう…


このすごく優しい空気

…


ふたりが話している頃

〜成美side〜

あと靴どっかで…


それに靴があるってことはまだ…


寝室に居たりして…

開けちゃえ開けちゃえ〜♪


とあたしが手をかけた時に…

あなたがことの次第の説明を聞いている頃

とんだ邪魔が入ったわ！


オープンよオープン


ガチャ

やっぱりあれお父さんの…


いやあれは絶対ウソね！


じゃああの靴はいったい…

ガチャン

キヨはクローゼットの中に居た



…

傷の位置が…


私の頭の中でピッタリ一致した


なるが探してる彼氏が…清川さん？


清川さんって彼女いたの！？


いてもソフレ利用する人いるんだ…


ってそうじゃないそうじゃない！


今私…


とんでもないことをしている


ここが安全だと思って来てくれた人に…


その人が逃げ込んだ場所に


その人を探していて尚且つ恐れている子を中に入れるなんて…

これは…


なるを追い出すしかない

ガチャ

今ガッチさん降りていったから…


長引かせなくちゃ


アパートだけど

あれ？


清川さんは？

ﾋﾟｺﾝ♪

心がけは素晴らしいんだけどな…


元から力も強い子だし…


加減を知らないのが…良くないんだろうけど


愛情に関しても…

ガチャン

その時ぎぃ〜と私のクローゼットのドアの開く音がした

顔が…真っ青を通り越して真っ白…

そんな顔して…


そんな悲しい大丈夫は…聞きたくない…


『お姉ちゃん……だい…じょうぶ…だよ』

『おねぇちゃん…』

私は今考えていたことを振り払って清川さんの手を引いた


私が助けるんだ


もう少し…だからね