第77話
みんなと約束
背後から来たゆめちゃんに手を引かれどこかへ
ガチャン
それって…
ぎゅー
じゃああの時の…
私が出ていく時に聞こえた声は…
結愛花『おねえちゃんまって!』
結愛花だったんだ…
ガチャ
ガチャン
私は母に連行され奏唄の部屋に
(´。>ω(•ω•。`)ぎゅー
ガチャン
(。-ω-ヾ(>᎑<`๑)よしよし
うちは音楽一家なので…みんな何かとできます
あと女子は格闘技習わされます
護身術程度に…
なるちゃんは本格的にしてたけど…
なんか誰かいたような…?
うーん…
ガチャ
なんかすごく私たらい回しにされてません?
短い時間に弟たちと約束しては部屋を出されるって…
みんなと約束できるのは…嬉しいけど…
また来ていいって思えるってのもあるけど…
なんか約束しないともう来ないみたいに…
思われてないといいけど…
ガチャ
ガチャン
ここに来るまでがすごく早くてびっくり
こうなったら愛柊とも約束しないと
見せたいもの…ってなんだろ?
愛柊はお母さんから止められなかったってことは…
演奏…ではない…のかな?
愛柊『いいよ…』
本当に…女の子みたい
愛柊綺麗
パシャ
うん…今度瑞希に見せよ
でもいきなりウィッグ取るもんだからびっくりした
短髪な愛柊も見てみたいけど…
もし奏唄くらい切ったら…

うん…全然あり
好きな子は好きだよ!
元がいいからかな?
あれ?もしかしてこれ言っちゃうと私自画自賛になる…?
(*-ω-)ヾ(・ω・*)ナデナデ
愛柊の表情が柔らかくなった
喜んでくれてるといいけど…
ガチャ
お母さんが開けたドアの目の前に居て…さらに泣いてたからびっくり
ガチャン
そして部屋に戻ると…
ゆめちゃんが私の布団で寝ていた
あっ起きた
キヨさん…客間だよね?
ガチャ
『禁酒中らしいから飲ませてない安心しろ』ってそれはいいけど…
お酒が入ったお父さんが酒瓶と空のグラスを持って退出
転けてないといいけど…
ガチャン…
私は右腕をゆめちゃんにしがみつかれ
左手を愛柊がそっと重ねられていて
ちょっと上を見れば奏唄がいる…という状況で眠りについた
今夜は…いい夢見られそう