第105話

私の過去
7,731
2018/06/23 05:05
レッスンの休憩中、突然廉の怒鳴り声が。
永瀬廉
なんで俺の話を聞いてくれへんのや!!
平野紫耀
ちゃんと聞いてる!
廉こそ俺の話聞いてないじゃん!
神宮寺勇太
れ、廉…?
永瀬廉
嘘やろ!
やったらなんでそんなこと言うんや!
平野紫耀
俺は廉の話を聞いて、アドバイスしてるんだよ!
廉が「はあ…」とため息をついて、つぶやいた。
永瀬廉
ええよな、紫耀はなんでもできるから
ズキンッ
その言葉が私の奥にしまわれていた記憶をよみがえらせた。
花乃
つぅ…
激しい頭痛がして、私は座り込んだ。
髙橋海人
花乃、どうしたの?
岸優太
花乃?
花乃
っ…あぁ…
私が中学生の時…
「花乃ちゃんはいいよね」
「なんでもできるもんね」
「ずるいよね」
髙橋海人
ねえ、花乃!?
岸優太
花乃!?
岩橋玄樹
大丈夫!?
花乃
うぅ…
私は、意識を手放した。

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