ふ 『 あなた、好き 』
「 え~?笑 何それ笑 照れる 」
ふ 『 好きやけん 』
ま 『 俺も好き 』
「 うん笑 」
ま 『 本気ばい。1人の女として好き 』
「 ありがとう笑 」
ふ 『 なんで笑ってられると? 』
「 だって私銀太くんと付き合ってるもん笑 」
ふ 『 じゃあさ、 』
ふ 『 銀太殺せば? 』
「 え? … 」
「 ちょっと怖いよ、やめてよ笑 」
ふ 『 俺らはいつだって本気やけん 』
ま 『 殺してみる? 』
「 いやだ、 」
ふ 『 あなたはほんとわがままばい 』
「 え? 」
ふ 『 俺らに好きになってもらっとう。だから銀太捨ててもいいじゃん 』
「 は … ? 」
ま 『 あなたが殺さないなら俺らが殺す 』
ま 『 それかあなたと俺らが死んでこの世に銀太だけ残すか 。 』
「 ねえ、どうしたの?変だよ … 」
ふ 『 カウントダウン開始 』
「 ねえ、ちょっと、 」
ふ 『 6-5-4-3- 』
「 私がしっ … しぬ 」
ま 『 残念ながらその選択はないけん 』
「 は … ? 今言ったじゃん 」
ふ 『 冗談だって 。 』
「 じゃあ、 、 」
ま 『 銀太さようなら 』
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数時間後
NEWS速報で来た。
「 内田匡 さんが何者かの殺害で亡くなりました 」
ごめんね。銀太くん。いや。匡くん、
来世もまた巡り会おうね
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。