第15話

まさかの
1,737
2020/09/29 15:38




目を覚ますと、真っ白な天井が目に入ってきた









あれ……私、















あぁ、最悪だ










よりによって今日。




今日はアルバム撮影なのに、









それに、ちゃんと話すつもりだったのに















ガラガラ……












静かに扉が開かれ、ここにいるわけがないテヒョンオッパが駆け寄ってきた











『オッパ……』






何も言わず黙り込んでいるオッパに焦る


もしかして、怒らせちゃったかな、








そりゃそうだよね、今日は防弾少年団にとって大切な日なのに










🐯「……ばか」


『え』











オッパから飛び出してきた言葉は予想外なものだった









🐯「どれだけ心配したと思ってるの?ほんとに……オッパ達の寿命縮ませないでよ、」









『ごめん……なさい』










そう言って俯くと、顔上げて、なんてさっきとは違う優しい口調でそう言われるから思わず泣きそうになる


















🐯「ひひっ、なんで泣きそうな顔してるの?」




『オッパ達……に、迷惑かけたかと、、っ』








ぐいっと腕を引かれテヒョンオッパに抱きしめられる










🐯「ばかあなた。迷惑なわけないでしょ。」







ぽんぽんと頭を撫でられる


久しぶりだ、この温もり




















🐯「栄養不足だって。最近ちゃんとご飯食べてなかったでしょ?過度な食事制限が原因だってお医者さん言ってたよ」





『すみません、』







最近、夜遅くまでダンス練習をしていたせいか食事をとるのを疎かにしていた



















🐯「あとちょっと点滴打ったら今日で退院していいみたいだよ。」




『はい、』





















『オッパ。』




🐯「ん?」




















































『宿舎に帰ったらオッパ達に話さなきゃいけない事があります、』





🐯「……うん、」





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