『ね〜ウォヌ。買い物付き合ってよ』
彼女ちゃんはあと少しで誕生日の彼女ちゃんとウォヌの友達スニョンの誕生日プレゼントをウォヌと一緒に買いに行こうと思っている彼女ちゃん。
「うぉぉぉぉぉ!」
『え、どうしたの』
「やばい新記録更新した。しかも今一位」
『なんだゲームの事かい』
彼氏ウォヌは彼女ちゃんを放っておいていつもゲームばかりしてるヒモ男。
※ヒモ男ではありません。
『ね、買い物付き合ってってさっきから言ってるんだけど』
「あーうん。今やってるゲーム終わったらね。」
『絶対だからね!』
そう言ってウォヌのゲームが終わるのを待っている彼女ちゃん。
30分後ウォヌのゲームが終わった様子。
『終わった?それじゃあ行こう!』
「ごめん。あともう一回だけ」
そう言ってまたゲームをやり始めるウォヌ。
『はぁ⋯もういい』
彼女ちゃん怒って無言で立ち去ろうとすると急に腕を引っ張られいつの間にかウォヌの腕の中。
「ごめん夢中になりすぎた」
『ほんとさ、毎回私の事放ってゲームばっかしてるし全然好きとかも言ってくれないしなんか私だけ馬鹿みたいじゃん。』
「…俺が甘えるの苦手なの知ってるだろ?」
『知らない。』
「はぁ……好きだよあなた。」
小さい声だったけど確かに聞こえてウォヌの腕の中でふふっと笑ってる彼女ちゃん。
「な、何笑ってるんだよ!」
『ううん何でもないよㅋㅋ』
『ウォヌ?』
「なんだよ」
『私もウォヌの事好きだよ』
「わ、分かったから。」
『照れてるㅋㅋ』
「うるさい、ほら買い物行くんだろ?」
『あ、そうだった。あのねスニョンの誕生日プレゼント買おうと思って。』
「は?なんであなたがスニョンの誕生日プレゼント買わなきゃいけないんだよ。」
『だって私が誕生日の時もプレゼント貰ったし』
「え、俺初耳なんだけど。」
『何言ってるの、ちゃんとウォヌに言いましたー!』
「俺聞いてませーん。」
『はいはい分かりましたー文句言わないで早く行くよ!』
ぶつぶつ言いながらも買い物に付き合ってくれるウォヌとさっきウォヌからの好きが頭の中でリピートされてニヤニヤしてる彼女ちゃんでした。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!