第53話

第53話
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2022/06/18 16:23
ケイトside
ケイト
ケイト
フィール…あなたは私が…
フィール
フィール
いいねぇ…ケイト俺が消してやるよ
私は剣を構える…双子の兄弟だった私達は敵同士…
ケイト
ケイト
何年ぶりでしょうか…あなたと件を交えるなんて
フィール
フィール
ふん…いつも俺が勝ってたが…
ケイト
ケイト
今回は負けるわけにはいきません…
アイリス様の為にそして夢の園の為にも
アイリス様は小さな体で戦っている。ならば私も命をかけて戦い抜きましょう…
フィール
フィール
その夢の園ももう時期滅びる…輝かしい夢なんて消え去るのさ
ケイト
ケイト
夢は決して消えません…必ずや夢の園は救われる…私はそう信じています。
私達は剣を振るう…懐かしいあの優しかったあなたはもう居ない…あるのは悪しき夢に落ちた男…
やはりフィールは強い…私は押されてばかりで攻撃すら当たらない
フィール
フィール
全然攻撃が届いていないじゃないか…
やはりお前の力じゃ無理なんだよ…
諦めて消えてくれ
ケイト
ケイト
ッハア…ハァ…いいえ私は諦めませんよ…
この夢の園が元の姿に戻るためならこの命燃え尽きるまで戦いますよ!
あの日アスター様が私たちを引き取ってくれた時最初は夢なんて見れなかった…でも…共に過ごす内にアスター様とマーガレット様は息子の様に可愛がってくれた…あの方々は私にとって希望の光…そしてアイリス様…あなたに仕える事嬉しく思いました…いつか彼女が大きな夢をお持ちになられた時は全力で応援すると誓いました…フルーエル家の夢は私の夢だから
ケイト
ケイト
アスター様、マーガレット様私に力を貸してください!
その時私の剣が強く輝く…アスター様から譲り受けた誰かを守るための剣…
フィール
フィール
馬鹿な!?お前にそんな力が!?
ケイト
ケイト
フィール…この力であなたを倒します…
フルーエル家の夢を守るために…
闇の力に魅入られたあなたに負けはしませんよ!
フィール
フィール
ちっ…なら望み通り消してやるよ…
お前もフィール家も何もかも!!
私は剣を構えフィールに向かって走る。向こうも私に向かって走ってくる。
たとえ相打ちになったとしても私は信じる…夢の園が戻ることを…フィール家の夢が続くことを
ケイト
ケイト
はあああああ!
フィール
フィール
はぁぁぁぁ!!
2人は同時に剣を大きく振る。そして相手を通り過ぎる…

倒れ込む音が聞こえた…フィールが膝を着いていたのだ
フィール
フィール
ごホッ…ハァ…まさか…お前に…
………これが…夢の力………
強く…なった…な……ケイト………
フィールはそのまま倒れた…
しかし私もフィールに切られた傷が大きい…
俺は口から血を吐き出した
ケイト
ケイト
ごホッ…ハァ…アスター…様…マーガレット……様…やりました…よ……アイリス…様……約束を……守れず…申し訳……ございません……
アイリス様…ケイトは生きて再び会う事が出来ないかもしれません…でも信じてます…あなた様の未来が明るいものであり、夢に向かって突き進む姿見守ります…










シルクside
デューラ
デューラ
初めまして…プリンセス
ザカオ
ザカオ
こいつ…自分の仲間を…!
シルク
シルク
お前が夢の園を襲撃した黒幕…
デューラ
デューラ
ふふ…君が夢水晶を消してくれたおかげで夢の園を絶望に染める事が出来たよ
アイリス
アイリス
………
しばゆー
しばゆー
子供たちを狙ったのは何故だ?
デューラ
デューラ
子供には輝かしい夢が沢山ある…その夢の力を吸い取り絶望に染める…それに最適なんだよ
ダーマ
ダーマ
絶望に染めるだと…
アイリス
アイリス
そんなことで関係ない子供達を…
輝かしい夢をそんなことに使うなんて…
デューラ
デューラ
君が言うのかい?プリンセス
アイリス
アイリス
……え?
デューラはアイリスを見つめながら冷たい声で言い放つ
デューラ
デューラ
自分だけ輝かしい夢を持っていない…アスター王とマーガレット王女の娘にもかかわらずなんの力も無い…本当は憎かった…だから夢水晶を持ち出した…しかしそのせいで夢水晶は消えたんだ
アイリス
アイリス
違う…私は憎くなんか…
デューラ
デューラ
君の浅はかな行動でその輝かしい夢を持った子供たちは絶望に染まるのさ!そしてこの夢の園も絶望に染まり、最終的には世界をも染める!すべては君のせいさプリンセス!
アイリス
アイリス
やめて!!あんたなんかとは違う!
パパとママは何処なの!?
デューラ
デューラ
アスター王もさぞ驚いただろう…
なんせ娘のせいで夢の園が滅びようとしてるんだから…さぞ君を恨んでるだろうよ
ま、そのおかげで俺達も動くことが出来た
感謝するよプリンセス…
こいつ…許さねぇ…
シルク
シルク
…お前にアイリスの何がわかる?
アイリスは1人で両親と自分の世界を救うために戦ってきたんだ…こんな小さな体で…それにアイリスに輝かしい夢が無いけど俺は信じてるアイリスにだって輝かしい夢が持てることを
ンダホ
ンダホ
両親がアイリスを恨んでるって?そんな事ない…本当に恨んでるならアイリスを俺たちの世界になんか送らない!娘のために命懸けでアイリスを守ったんだよ!
アイリス
アイリス
シルク…ンダホ…
虫眼鏡
虫眼鏡
それに夢を絶望に染めるって?
そんな事のためだけに子供達を狙うなんて許さない!
デューラ
デューラ
いくら嘆こうがもう手遅れだよ
しばゆー
しばゆー
だとしても諦めてたまるかよ!
しばゆーはデューラに矢を放つ。
しかしいつの間にかデューラは消えていた
りょう
りょう
消えた?
ゆめまる
ゆめまる
気をつけて!
当たりを警戒していると
アイリス
アイリス
きゃぁぁ!
シルク
シルク
アイリス!!
振り向くとそこにはアイリスを抱えたデューラがいた
アイリス
アイリス
離して!!
りょう
りょう
その子を離せ!!
りょうくんが氷柱をデューラに投げつけるがやつひらりと避ける
デューラ
デューラ
お前たちの相手はこいつらだ
そういうと奴は大量のナイトメアを召喚し、俺たちは囲まれてしまう
ナイトメア
ナイトメア
ヴぅぅぅ…
ナイトメア
ナイトメア
きぇぇぇ…
ナイトメア
ナイトメア
…………
としみつ
としみつ
こいつらまた…
ナイトメアは一斉に俺たちに向かってきた
アイリス
アイリス
みんな!
デューラ
デューラ
君は一緒に来てもらおうか…キングとクイーンの元にね…
デューラはアイリスと共に消え去って行った
シルク
シルク
アイリスー!
虫眼鏡
虫眼鏡
まずい…この数は…
俺達はナイトメアを相手にするが次々くる奴らに苦戦をすることになった。
作者
作者
今回はここまでです!
星野スバル
星野スバル
フィールとケイトの決着、さらわれたアイリス、ナイトメアに囲まれた一同…果たして夢の園は救われデューラの野望を阻止することが出来るのか?
作者
作者
それでは次回までバイバイ👋

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