第44話

第44話
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2022/04/02 17:34
ダーマside
鏡に飛び込んだ俺達はその中に入ることが出来た。そこは屋敷の廊下のようだった。奥から気配を感じた。
てつや
てつや
この奥だな…
しばゆー
しばゆー
この奥に何かいる…
俺達は警戒しながら進む。
化獣
化獣
ぐぅぅ…
マサイ
マサイ
やはり出るか!
ンダホ
ンダホ
シャインブラスト!!
だほが九尾の狐に攻撃をする。それに続けて俺達も九尾の狐に攻撃をしながら奥へ進む。
シルク
シルク
そこどけー!
そして俺達は遂にたどり着いた。奥の部屋の扉を開くとそこは大広間だった。部屋の奥には祭壇のようなものがありそこの壁に魔法陣が描かれていた。その魔法陣の中心にモトキが拘束され捕らわれていた
ダーマ
ダーマ
モトキ!!
どうやら気を失っているようだ
??
??
おや邪魔が入ったか…
マサイ
マサイ
誰だ?
声のする方へ向くと白く長い髪に顔に火傷のような後がある男がそこにいた
狂影
狂影
せっかく封印が解けたというのに
てつや
てつや
お前が…封印がとかれた邪悪な者
狂影
狂影
あぁ…私は狂影…かつて人々の心の闇に漬け込み混沌に陥れようとしたしかしあの忌々しい巫女に封印され野望は砕けた
ダーマ
ダーマ
そんなことはどうでもいい!モトキを解放しろ!
狂影
狂影
ほぉ…お前生きていたのか…
だがそうはいかないな…
あいつは封印が解けてすぐ今までにない心の闇を感じた…それに加えあの巫女と同じく星の力を持っていたからな…
先代の巫女は星の力を持っていたのか…
狂影
狂影
特にあやつの心には自分では気づけなかった病みが眠っていた…妬み、憎しみ、悲しみ…様々な感情が蠢いていたのだ
モトキ…そんな事になってたなんて…
狂影
狂影
しかしお前と戦った際に奴の支配された心は解放され元に戻った…だがこいつは私の物だ…星の力と闇の力を合わせれば再び私の野望が動き出す!
シルク
シルク
お前の物…だと?
ダーマ
ダーマ
ざけんな…
ンダホ
ンダホ
ダーマ?
ダーマ
ダーマ
ふざけんな!!確かにそうさせたのは俺だ…でもなあいつはお前の物なんかじゃない!あいつは優しくて自分なんかより人を大切に思う俺がこの世で1番に愛してる奴だ!!そんなあいつを利用しやがって…許さねぇ!
ぜってー許さねぇ…こいつだけはなんとしてでも…!

「ダーマ…?」
ダーマ
ダーマ
……!
声のする方へ向く
ダーマ
ダーマ
モトキ…
モトキ
モトキ
ダーマ…みんな…
ザカオ
ザカオ
モトキ!今助ける!
しばゆー
しばゆー
邪悪な者よ…消え去れ!
しばゆーが1本の祈祷の矢を放つが見えないなにかによって奴には届かなかった…
シルク
シルク
見えない壁があいつを守ってるんだ!
狂影
狂影
ほぅ…あの女の力が入った矢か…
マサイ
マサイ
ならその壁を壊すぞ!
(`・ω・´)▅=┻┳=━💥
てつや
てつや
おっしゃー喰らえー
炎天乱舞!!
全員で奴に向けて攻撃するがやつは愚か見えない壁が壊れる気配がない
狂影
狂影
この程度か…すぐに終わらせたいところだが…面白いことを考えた…
狂影は闇でできた無数の矢を俺達に放つ…俺達はそれを避けるがそのうちの1本が俺の胸に刺さった
ダーマ
ダーマ
があ!?
モトキ
モトキ
ダーマ!!
シルク
シルク
ダーマ!
しかし刺さった矢はそのままスっと消えていった…
次の瞬間だった!
ドクン!
ダーマ
ダーマ
うぐっ!?
俺はその場に膝を着いた
ドクン…!ドクン!…ドクン
ダーマ
ダーマ
なん…だ…?苦…しい…
ザカオ
ザカオ
おい!ダーマに何をした!?
なんだ…?視界が暗くなって…意識も…まさかこれは…
狂影
狂影
お前たちは何度も見てきただろ?
それだよ…私が放った矢は絶望の矢…
そうお前らみたいな能力者は強い絶望に心が汚れきった時なるんだろ…化け物に
ンダホ
ンダホ
化け物だって!?
ダーマ
ダーマ
うっ…
あぁ…やっぱりこれは…ぺけの時とクレスの時とおなじ…俺は化け物になるのか?もう…意識が…


















モトキside
モトキ
モトキ
お願いやめて!!俺はどうなってもいいから!これ以上ダーマを苦しめないで!!
ダーマが化け物になるなんて…いやだ…そんなの…
狂影
狂影
何を今更…君は彼を恨んでいたのだろ?
ダーマ
ダーマ
モト…キ…
てつや
てつや
ダーマ!浄化の石を!
ダーマ
ダーマ
があぁぁぁぁあ!!
てつやがダーマに近づいた次の瞬間ダーマから衝撃波が放たれほかのみんなは飛ばされた
マサイ
マサイ
くっ…
そしてダーマの姿が…
ダーマ?
ダーマ?
…………
シルク
シルク
嘘…だろ…
ンダホ
ンダホ
ダーマ…?
モトキ
モトキ
あ…あぁ…いやーーー!!
これは夢だ!こんなのありえない!!
俺のせいで…ダーマが
しばゆー
しばゆー
いや、でもまだ完全になってないかもしれない!
マサイ
マサイ
そうだ…ぺけの時もクレスの時もそうだった…
ザカオ
ザカオ
少しでも可能性があるなら…
シルク
シルク
諦めてたまるか!
シルク達がダーマを止めるために戦う…
狂影
狂影
すべて君が望んだことだろ?これはお前のせいで起こった出来事だ。
モトキ
モトキ
違う…俺はそんな事…
狂影
狂影
心の闇に負けた時点で君は星の能力者の資格も無い
モトキ
モトキ
…………
俺があの時闇に堕ちなければ…あの時もっとダーマの話を聞いていればこんな事に…
シルク
シルク
諦めんなモトキ!!
モトキ
モトキ
…!
シルク
シルク
ぺけの時もお前は諦め無かったはずだろ!確かにお前は闇に負けたかもしれねぇ…でもそれを乗り越えんのがお前だろうが!!今後悔してんならダーマをお前の愛する人を信じろ!少しでも可能性があるなら諦めんじゃねぇ!!
マサイ
マサイ
ダーマだけじゃねえ!ぺけは死んでない!のその他の人たちも…たくさんの人を傷つけたかもしれないでもお前は誰一人殺してなんかない!!お前は俺たちの星だ!
モトキ
モトキ
シルク…マサイ…
しばゆー
しばゆー
そうだよ!ダーマは元に戻る!すべてモトキのせいじゃない!ダーマと仲直り出来るよ!だから信じて!!
てつや
てつや
星だって太陽と同じ!何度闇に埋もれたとしても輝ける!!お前は星の能力者…闇に煌めく光!だから大丈夫!
モトキ
モトキ
てつや…しばゆー…
ンダホ
ンダホ
俺の知ってるモトキは簡単に諦める奴じゃない!
ザカオ
ザカオ
ダーマはずっとモトキの事を心配してた!
モトキ
モトキ
 だほ…ザカオ…
ンダホ
ンダホ
だから早く目を覚ませダーマ!!
ダーマ?
ダーマ?
………!!
みんなが俺に呼び掛けてる…ダーマと戦ってる…
狂影
狂影
ふん…何が信じろだ…
次の瞬間ダーマがもう一度衝撃波を放ちみんなは飛ばされ壁に強く叩きつけられた
シルク
シルク
がああ!
マサイ
マサイ
っ…
みんな倒れてしまい気を失った
モトキ
モトキ
みんな!!
狂影
狂影
光は闇に敵わない…君が起こした事だ…
お前が闇に負けたから仲間も親友も恋人もこんな事になったのだ…あっははは!
俺のせいだ…俺のせいでみんなが…ダーマ…
ごめんねみんな…ごめんねぺけ…ごめんねダーマ…
作者
作者
今回はここまでです!
はじめしゃちょー
はじめしゃちょー
ねぇ!展開が絶望的過ぎるよー!
りょう
りょう
まさかダーマが…
虫眼鏡
虫眼鏡
どうなっちゃうの!?
作者
作者
それでは次回までバイバイ👋

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