アイリスside
デューラに連れられ私はある場所にいた。そこは宮殿の近くにある丘だ…そこは夢の園全体が見渡せるほど高い位置にある。そしてそこにはパパとママがいた
パパとママは黒い結晶の中に封じ込められていた。
そう言うとデューラは指を鳴らした。そしてパパを封じこめていた結晶は消えパパは開放される。
パパは私の首をつかみ持ち上げた
パパ…目を覚まして…
これも私のせいだ…私が夢水晶を持ち出さなければこんな事にはならなかった…ごめんなさいケイト…ごめんなさいママ…ごめんなさいパパ…
パパはそのまま私を丘の端まで連れていく。私の足元には地面はなくパパが手を離せば私は高い丘から落ちてしまう。
そしてパパは掴んでいた私の首を離した。私はそのまま落ちていく。
もうダメなの?ごめんなさい…私のせいで…
もうあの頃には戻れない…さよならパパ…ママ…
そう諦めたその時だった。
突然暖かいものが私を捕らえた。
目を開けるとそこには炎の翼を羽ばたかせたシルクがいた。
シルクが助けに来てくれた…
シルクside
[アイリスが連れ去られた後]
この瞬間にもアイリスが…どうすりゃいいんだ?
てつやは広範囲に攻撃するがナイトメアたちは大量に襲ってくる
確かによく見てみると奴らの攻撃には迷いがある…まさか意思があるのか?
ゆめまるが鏡を指して言った。ナイトメアが居るそこには人間が映っていた。
俺達は宝石を掲げる。宝石は光を放ちその光は1箇所に集まる。
全員「シルバークリスタルセラピー!!」
その光を中心に広がっていきナイトメアは元の姿に戻った。人々は気を失っている。
ゆめまるの鏡を見るとそこには男に首を掴まれているアイリスとデューラがいた
俺達はアイリスの元へ走り出した。
しかしナイトメアが俺たちの行く手を阻む
俺は炎の翼を出現させアイリスの所へ向かった。
[現在]
俺はふとデューラを見る。その隣には鎧を纏った男と黒い結晶の中に封じ込められている女性がいた。
あれが夢の園のキングとクイーン…
アイリスの両親…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。