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2021/09/13

第12話

11


居酒屋にみんなで飲みに行ったあの日




樹は、結局店には戻って来なかった






それから、1ヶ月経ったある日




週末 樹に会うために

パックをしたりと、

子供が寝た後

スキンケアをしていたら







旦那
最近、〇〇ちゃんとよく会うね?
あなた
あー…うん。
旦那
へぇー…
あなた
〇〇も、誰かと飲みに行かないの?
旦那
行かないかな…
朝までとか、もう行けないし
あなた
そっか…
旦那
あのさ…
ちょっと、これ見て?
旦那が、画像を見せてきた




キャンプに行った時の写真で

星空の写真に小さくだけど

キスをする男女が映っていた






旦那
これ、あなただよね?
あなた
え…
旦那
隣は、樹だよね?
あなた
旦那
何これ?
あなた
旦那
樹、ちょこちょここっち帰って来てるよね?
SNSに、彼女に会うって書いてる日、
あなたが、〇〇と会う日と一緒なんだよね
あなた
それは…
旦那
樹に電話して?
あなた
出来ない…
旦那
は?
あなた
もう会わないから…
旦那
は?
それだけ?
あなた
ごめん…なさい…
旦那
俺から電話するわ
あなた
辞めて!!
ほんとに、もう会わないから!!



そんな言葉、通用するはずもなく


旦那は、樹に電話をかけた




樹が電話に出たみたいで、

淡々と話をしていた





しばらく話をした後

電話はスピーカーにされた






旦那
いつから?
あなた
えっと…
ゴルフから
旦那
へぇー…
何したの?てか、どこまでしたの?
あなた
あの…
マジだった…
旦那
は?
俺は、ほんとに好きで…
でも、あなたは、好きとは言ってない
旦那
じゃー無理矢理したの?
あなた
違う!!
樹の優しさに甘えて…
旦那
優しさじゃないじゃん
あなた
そう…だよね…
ごめんなさい
旦那
おかしいだろ?
ほんと、ごめん。
傷つけようとか、そんなんじゃなくて…
旦那
俺ら離婚したらどうすんの?
俺、言うよ?〇〇(友達)とかに…
ほんと、ごめん。
旦那
とりあえず、もう会わないで…
あなたと…
もうこれ以上聞きたくないし…
あなたは、悪くないからさ…
俺が、会いたいって言ったし…
だからさ…
旦那
あなたは、俺の嫁だから
旦那
じゃあな…




電話は、切れた…







樹が、マジだった…と、言った一言


こんな状況になっても嬉しくて


さらに、庇ってくれるような言葉ばかりで



樹が好き


こんな状況になってでも思ってしまう



もう終わりにするって決めたけど





樹のことが好きで…






好きで…好きで…




しょうがない…








おもちゃを取られた子供みたいに



泣きわめいた







そして、そのままソファーで眠ってしまった













目を覚ますと、子供達が目の前にいて


心配そうに見ていた






「大丈夫?」


「熱ある?」


「しんどいの?」





なんて、声をかけてくれた






その優しさに涙が出てきて


お腹を痛めて産んだこの子達


毎晩、夜泣きに付き合って


私まで泣きながら眠り


夢中になってした子育て





いつから、私は子供と旦那のことを


真っ直ぐに見なくなったんだろう…




ニコッと笑う子供達…



まだまだこの子達の成長を見たい



と思った






少しすると、旦那も起きてきて



「おはよう」



と、挨拶を交わした







不安は、あるけど




傷ついたのは、私でも樹でもなく



きっと、旦那…





わからなかった

当たり前の幸せを

当たり前のように受け取っていた

それに満たされなくなってしまっていた


旦那の優しさ


子供達の笑顔



そんな当たり前を



忘れたままで




私は、自分を優先していた


















人間は、欲深いもので


隣の芝生は青く見えるもの


なのかもしれない




他人と“幸せ”を比べる必要なんて無いし






目の前にある“幸せ”から


目を離しては、いけないんだ…





きっと。




END



※最後まで読んで頂きありがとうございました。
こんな自己満足で書いている物に、♥や🌟を押して下さってありがとうございます!!