第6話

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2021/08/30 06:06


部屋に戻ると、大半はゴロ寝していて


2人の奥さんは、起きていた






寝ちゃったんだねーなんて言いながら


私と2人の奥さんは、子供達が寝ている部屋に移動した






少しして、樹が、戻ってきたような音がした







酔いも冷めて、さらに慣れない場所…



なかなか寝付けなくて、みんなが寝てる場所に行き、お酒を1本取り出して開けた






プシュ…





音が響き、樹が起き上がった




眠れないの?
あなた
あーうん…
酔いがさめちゃって…
じゃー付き合うよ
あなた
でも…
大丈夫。
みんな寝てるし、話すだけじゃん
あなた
そうだよね…




2人掛のソファーに座る





静かに手を繋いだ…





目の前には、酔いつぶれた旦那達…







やっぱ潰れてんじゃん
あなた
だよね…
やらかさないといいけど…
やらかすのは、俺かもよ?
あなた
何やらかすの?
ん?
あなたのこと、離せなくなっちゃうかも…
あなた
んふふ…
ずっと居れたらいいのにね…




樹の手が頬に伸びてきて

キスをした





はにかみ合いながら、何度も静かにキスをした














ガサガサ…







誰かが寝返りをうち、起き上がった








「何してんの?」
んー?なんか眠れなくて、話してた
「そうなの?俺、いつ寝てた?」
お前1番に寝てたよ?
「マジ?水飲んで寝よ…」
漏らすなよ?
「漏らさねーよ。あなたも早く寝ろよ?」
あなた
うん。ちょっと眠くなって来たから、これ飲んだら寝る





静かに飲み干した






寝れそう?
あなた
うーん…
じゃーちょっと外出よ?
あなた
うん…
星、見たい
一緒に、見よっか







一緒に外に出て空を見上げた…





外にある足を伸ばせる椅子に座ると、ちょうど良い角度で見れた





あなた
星空見ながら寝れたらいいよね?
ね?好きな人と星空見ながら寝れたら最高だよね?
あなた
ほんと…そうだよね…
一緒に寝る?
あなた
怪しまれないかな?
そうなったら、なった時だべ?
あなた
そうだね…




星のことなんて全然わからないけど



あの星が綺麗だねーなんて話をしていたら



いつの間にか、樹の肩に頭を乗せて



寝てしまってた








鳥のさえずりで、目を覚ました



まだ薄暗いから、朝方かな?



樹は、まだ眠っていた







ふと、後ろに気配を感じて見ると


旦那の友達が1人立っていた





あなた
わっ…
「樹と何してたの?」
あなた
えっと…
眠れなくて、飲んで星見てた…
「ふーん…手繋いで?」
あなた
え?
い、いつの間に…
「〇〇(旦那)には、黙っとくね?」
あなた
ほ、ほんとに…何もないからね?
「言い訳するところが、怪しいよ?」
あなた
ほんとに、何も無いから…



鼻で笑いながら、戻って行った





すると、樹が起きた
んー!!寝ちゃったね?
あなた
うん…
〇〇くんに、見つかっちゃった…
〇〇なら、大丈夫。
口堅いから
あなた
なら、いいんだけど…
朝になっちゃったね。
また一緒に寝ようね?
あなた
うん…
おはよ…



そう言って、樹は、キスをしてきた





あなた
おはよ…
いいねーおはようのキスって
あなた
んふふ。
いいよね…
まだ寝てるだろうけど、戻ろっか?
あなた
うん…






2人で部屋に戻ると、まだ大半は、眠っていた







時計を見ると、4時半…







そっと、お互いそれぞれの場所に行った










6時半…




ちらほらと、起き始めた…



子供達は、朝から元気いっぱい







まだ眠い目を擦りながら、


朝ごはんの準備をしようと部屋を出ると


旦那が既に、準備をしてくれていた






挨拶を交わし、いつも通りを装う







朝ごはんの手伝いをしようとしたけど


他の旦那さんが、支度してきなーって


言ってくれた。






顔を洗っていると、樹が来た






おはよ…
あなた
おはよー
眠れた?
あなた
ちょっとだけね?
俺、すぐ寝ちゃったけど、子供達の声で起きたわ
あなた
ごめんね?うるさかったよね?
あなたのとこの子じゃないよ。
〇〇のとこの子。
あいつマジうるせぇー笑
あなた
パパそっくりだよね?
ほんとほんと!!
〇〇と一緒だわー
あなた
あ、みんな朝ごはん準備してるよ?
俺も行くか…
あなた
行ってらっしゃい
あ、誰もいない?
あなた
え?いないけど…




そう確認すると、触れるか触れないかのキスを交わした






んふふ…
また後でね?
あなた
うん!!





こんなことして良いとは、思っていない


でも、私だって女なんだ



女性として、まだまだ見られたい



そんな欲求の方が、大きかったんだ






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