いつも思う
なんで私は、産まれたんやろ?
毎日私がおってもおらんでも誰も気にせんと思う
別にいじめられているわけでわないけど友達は、変わった奴が一人
その友達も他に友達は、いない
帰り道は、途中まで一緒に帰って別れ道で別れる
毎日暇で……
そんな私は、誰かに誘拐されたいと
不意に思った
そして私は、いつもこの言葉を言うようになった
毎日こんな事言ってるけど、後少しで卒業!
誘拐なんてしてくれる人なんかいるのだろう
暇すぎて自殺を考えた事もあった
でも飛び降りて死なずに足などが動かなくなるのわキツい
死ぬんだったらしっかりしにたいから
いつものように海を見ながら音楽を聴いて帰る
毎日毎日この繰り返し
生きている価値があるのだろうか?
家に着くと部屋に行ってスマホを開く
彼氏なのか彼氏じゃないのか分からない彼からLINEが殺到!
毎日笑顔を作って、クラスのみんなにも気を使ってあげてるのに、
くそつまらない
ベットに寝転びながらまたこの言葉、
そんな事を言いながら眠っていった
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!