ご飯を食べながらあなたに話す
少し笑った彼女は後片付けをはじめる
その様子を見ながら
俺はソファに寝転がる
なんかほんとに奥さんみたい…
付き合ってないけどこんなに近くにいて
一緒に住んでるから毎日一緒に過ごしてるし
てか、人と住むのって
こんなに気使わなくて楽だと思わなかった
相手があなただからなのか…?
そうだよな、こいつだから心地いいのかも、、
もう気持ちは完璧に "好き" だと確信した
一緒に居たい
早く家に帰りたい
毎朝起こしてほしい
一緒に寝たい
それに…笑顔が見たい
俺のそばで笑ってほしい…
そう思うから
でもきっとこの気持ちを伝えるとあいつは困るんだろーな
出て行くとか言いそうだし
一緒にいれるなら、今のままでいいか。
寝転がって天井を見つめながらいろいろ考えてた
そうキッチンから彼女声が聞こえた
いろいろ考えるのを辞めて
風呂に入ることにした
キッチンに目を向けると
長くて綺麗な黒髪を揺らし少し下を向きながら
洗い物をしてるあなたが見えた
とても綺麗で俺は少しだけうっとりしてしまった…
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。