第124話

No.123 キス
1,990
2023/05/09 12:15
目黒蓮side



ベッドでYouTubeを見てるとあなたが来て


少し壁に寄ってスペースを空ける



ベッドに入ると俺が手に握ってた携帯を


とってベッドのふちに置いた


真剣な目で俺を見つめてきて…



目黒蓮
えっ…?



いつもと違う雰囲気のあなたで


驚きを隠せなかった


"なに? どうしたの…"


そう思いながら彼女の顔を覗き込むと



俺の両頬にあなたの手が触れて


どんどん顔が…


近づいてくる…






チュッ








俺の唇に柔らかいものが触れた






えっ…





いま





キス






された…?






唇が離れるとあなたの顔が目の前にあって


あなた
れん…
好きです。
ずっとそばに…
いさせてください ニコッ



そう言ってゆっくりと俺の目の前に左手を見せてきた





そこには




いつも小指に光ってた



ゴールドのリングが消えていた







目黒蓮
ゆ…びわ…
あなた
外しました! ニコッ
目黒蓮
えっ……
まって……




いま



起こってることが




わからなくて




ついていけない…






戸惑ってる俺を見てあなたが話し出す




あなた
ずっと中途半端なことしてごめん。
やっとちゃんとケジメつけれた…
蓮とだけ向き合いたいです。
よろしくお願いします ニコッ











なんじゃないか。





そう思うぐらい嬉しくて嬉しくて嬉しくて…





泣きそうになった











俺は涙をこらえて思いきりあなたを抱き締めた







ギューッ…







あなた
れ…ん…くるしぃ…。




少し腕の力を緩めて見つめ合う





二人同じタイミングで笑顔になった





目黒蓮
ふふっ…///
あなた
フフッ…♡////



照れくさいのと嬉しいのとで



笑いが止まらない…笑











いま



ほんとに






幸せだ…






目黒蓮
俺からも…していい?



そう聞くと、少し恥ずかしそうに下を向き



あなたは頷いた





目黒蓮
なに今更恥ずかしがってんの。笑
さきにキスしてきたの
あなたなんだけど…?
あなた
う…うるさ…




あなたが何か言い終える前に




俺は唇を塞いだ。








何度も何度もあなたの唇に


自分の唇を重ねた…




今までの不安を全て晴らすかのように



あなたへの気持ちをぶつけるかのように




何度も何度も…







あなた
ハァ…ハァ…////




ゆっくりと離れると




俺の目の前で息を乱すあなたがいる。




肩を上下に揺らしながら必死に息をする。










目黒蓮
ごめんな…  ニコッ



笑いながら頭を ポンポン と撫でるけど



あなたは俺を少し睨んでた…笑







そのあとは2人で寝転がって




俺は嬉しさのあまり興奮してすぐ寝れなくて





俺の腕枕で気持ちよさそうに




眠るあなたをしばらく見つめてた…
















僕 の 横 で 眠 る キ ミ の 寝 顔 が

泣 き た い ほ ど 愛 し す ぎ て

キ ミ と 出 会 え た

そ れ が 僕 の 人 生 の 中 で

一 番 の キ ミ か ら の き っ と

プ レ ゼ ン ト な ん だ ろ う…












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