第122話

No.121
1,878
2021/04/04 22:50
目黒蓮side







しょっぴーとあなたが会ってしまったら…




俺はきっと振られる


あなたに別れを告げられる


もう二度と抱き締められなくなる


もう二度と笑顔を見れなくなる




そう思うと胸が苦しくなって



気付けば走って家に帰ってた








ガチャッ










ドタドタドタドタ






家に入り、靴を脱ぐと早足で



あなたのいるリビングへと急いだ





あなた
おかえ…キャッ…!!



目の前にあなたが現れた瞬間






俺は思い切り抱き締めた…





目黒蓮
ハァ…ハァ………。



走って帰ってきたせいで息がしづらくて



ゆっくりと息を整えながらあなたを離さずに



強く抱きしめたままでいる。


あなた
れ…ん…?
目黒蓮
…………。
あなた
なん…か…あっ…た?
目黒蓮
どこにも行かないで。
あなた
え…?
目黒蓮
どこにも…行くな…



そう言うと




あなたは俺の背中に手を回してきて



ポンポン と2回背中を叩いたあと



右手で背中をさすってくれながら



左手は俺の腰に回してくれた






何度目だろ…




こうやってしてもらうの。





落ち着く…





ほんとに…。




あなた
どこにも行かないからね。
目黒蓮
…………。
あなた
ずっと蓮といるからね…



耳元であなたがふわっと笑った気がして





抱きしめてる腕をゆるめた





目黒蓮
急にごめん…
あなた
ううん…
なんか、、、あった?


優しい声でそう言って俺の顔を覗き込んでくる




目黒蓮
なんもない。
なんか急に寂しくなってさ?
抱きしめたくなっただけ。笑
あなた
なにそれ笑



笑いながら俺の胸を パシッ と叩いて


キッチンへと歩いて行った







言えないよ。



聞けないよ。



しょっぴーのとこに行かないよね



ずっと俺といるよね







俺の彼女だよね…?





なんて。







あなた
ご飯すぐ食べるー?
目黒蓮
あ…うん!



キッチンでご飯の用意をして



テーブルに並べてくれる








あなたの小指には




まだ




ピンキーリングがはめられている









"それ、はずして。"




なんて言うのはわがままだよね…






しょっぴーのこと好きなままでもいい





って言って告白したの俺だし。









こんなに辛いと思わなかった




俺だけを見てくれないことが…







キッチンとリビング行き来するあなたを




ずっと見つめてた…







あなた
なになになに…。
やっぱり今日変だよ…
目黒蓮
ほんっとなんもないよ…
腹減ったし、食べよ! ニコッ
あなた
う…ん…。
目黒蓮
いただきます!
あなた
いただきます…






ほんとは今すぐにでも






その手を掴んで






引き寄せて




キスしたい。






翔太くんのことなんか





思い出させないくらい





俺でいっぱいにしたい…













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ついに100位以内に入れた🤣

めっちゃ嬉しいです!

みなさんいつもありがとうございます⭐️











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