あなたが出してくれたガトーショコラをみんなで食べる
え…
あなたが声出して笑った
みんなも静かになって一斉にあなたをみる
そんなやり取りをしてみんなで他愛もない話をする
あなたとこいつらが仲良く話してるのをみて
ほんとに嬉しかった
それに声出して笑ってくれたのも。
夜遅い時間になり、みんなが帰る
俺とあなたはみんなに手を振り部屋に入る
そう言いテーブルを片付ける彼女は
頬が少し緩んでた
片付けを手伝おうとした時
少しつまずいてあなたに倒れかかってしまった
床に倒れ込んでしまい
あなたは下に寝転がって
俺が押し倒したような体勢になった
頭に手を伸ばすと顔が近くなり目が合う
……//////
彼女は照れたのか顔を横に向けてそう答える
俺はゆっくりと立ち上がる
彼女もすぐに立ち上がり
片付けを再開させた
キスしそうになった…
したかった…
どんどん自分の気持ちにセーブ
きかなくなってる。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。