第99話

No.98
1,972
2021/03/25 09:31
あなたside






さすがにひとつ屋根の下で男女2人きりは


まずいと思って出て行こうとしたら腕を掴まれた






目黒蓮
こんな時間に女の子一人は危ない。
あなた
え…そんな…
大丈夫ですよ!!笑
目黒蓮
だめ。
いいからここに居て?



真剣な顔で見つめられてそんなこと言われたら…


私は断れずうなずいてしまった…



あなた
わかり…ました…
目黒蓮
よかった ニコッ


急に満面の笑みを見せた目黒さんが


可愛くてでもやっぱりかっこよくて…


なんとも言えない気持ちになる。







そのあとはお風呂を貸してもらったり


いろいろお家の使い方を聞いた




あなた
もう0時になりますよ…?
目黒さん早く寝てください。
目黒蓮
うわっ!ほんとだ。
ベッド使ってね!

そう言って布団を持ちソファに座る。


あなた
いやいやいや…!
私ソファ使わせてもらうので
ベッドで寝てください。
目黒蓮
女の子をこんなとこで
寝させられないよ。
あなた
私がおじゃましてる側なんで…


そう言うと急に ニヤッ と笑う




目黒蓮
一緒に寝よっか。
あなた
え…?
目黒蓮
ほら、いくよ。



腕をグイッと引っ張られて



ベッドへ連れて行かれる



腕を離されてベッドに勢いよく腰掛けるようになる
あなた
腕掴むの好きですね。
目黒蓮
うるさい。笑






フラッシュバックする…






翔太…







翔太の時もそうだった…な…








同じようなことがあった…








わたしはベットに座り下を向きながら






翔太との出会いを思い出して少し頬が緩んだ








不思議とこの時は悲しくなかった…







目黒蓮
どしたの?
あなた
いえ、なんでもないです ニコッ




目黒さんが布団をかぶる



目黒蓮
こっちおいで?
なんもしないから。笑
笑いながらスペースを空けて



かけ布団を広げてくれる










目の前にいるのは目黒さんなのに…




翔太の笑顔が目の前にあるように見える。





わたしはゆっくりと布団に入り



体を倒して目黒さんの横に寝転がった





背を向けるようにして体を横にする






目黒蓮
さっき言ったこと
やっぱり取り消していい?
あなた
えっ…?



そう言うと後ろから抱きしめられた…






目黒蓮
好きな人がさ目の前にいたら
やっぱりこうしたくなるじゃん




首元で喋るから少しくすぐったくて…





なんだかんだ言いながら目黒さんのこと





嫌じゃない自分が居てむしろ受け入れてる





この人なら…




もしかしたら…





翔太のこと忘れられる…?







そう思いかけた時に我にかえる








だめ。


翔太の代わりなんて。


ましてや目黒さんは絶対…







まぶたをぎゅっと閉じた時だった



目黒蓮
俺、ほんとにあなたちゃんが
好きなんだよね。



目黒さんが低い声でつぶやいた…




















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いつもありがとうございます!!


♡×35 で今日中にまた次更新します⭐️🎉



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