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第85話

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横峯と雪村は、患者をのせて翔北に戻るヘリに乗っていた。
医師である横峯が考え事をしながらヘリに乗るのは不謹慎なのかもしれない。ただ横峯は考えずにはいられなかった。
尊敬する藍沢からもらった手紙のことを……
横峯へ
俺がお前を初めて見たのは、コンサルで、呼ばれたときだった。お前は、処寮室で、みんなが患者を治療してるなか、ナースの仕事に手を出して、冴島に怒られてたな、
俺が救命に移ってからは、正式に指導医となり、お前には、大分厳しく接した。泣き崩れるお前を見て、俺なりに反省をして、改善したつもりだったんだが、お前には、伝わっていただろうか、
俺は、伝わっていたと感じていた。
それは、お前が、俺のどんな指導にも、就いてきて、今では、立派なフライトドクターになったからだ、
お前は、4月から脳外科に転科して、新たにフェローとしての一年を送るそうだな、
トロントから戻ったら脳外科にいくつもりだ、だから、俺が戻るまでに指導医からたくさんのことを教わって成長していてくれ。
道に迷ったら救命に戻れ、
そこには、いつでもお前のことを支えてくれる仲間がいる。
仲間を頼っていつまでもその笑顔でまわりの患者と接しろ。医者をやってて、お前のような笑顔で仕事ができるやつは少ない、きっとお前の笑顔に落ち着かされる患者も多いはずだ。
この先も、救えない患者がいるかもしれない。でも、その患者の代わりに1つでも多くの命を救え。
お前ならできる
藍沢耕作


読んだときには涙が止まらなかった。
緋山先生からの手紙はまだ読みきれていない。この患者さんの処置が終わったらしっかり読ませてもらおう。
雪村双葉
雪村双葉
横峯先生、そろそろつきます
雪村の一声で横峯は長い考え事をやめた
外を見ると、ヘリポートで自分の連れてきた患者を待つ、先輩、仲間の姿があった。

作者
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次も♥️が15個来たら更新しまーす‼️