第111話

Let's go 甘いもの
13,450
2018/10/07 21:08




時はあっという間に放課後まで飛ぶ。

(あぁ、本当に行くのかな…)
爆豪 勝己
あなた、帰んぞ!
あなた

あぁっ、ええっと、

(あれ、何、私が緊張してるんだろ…)

私は扉に持たれかかった勝己の前に来ると、出来るだけ目を合わせないように話す。
あなた

えっと…今日はその…先着が居まして…

爆豪 勝己
…はぁ?
あなた

帰りに私とお茶子さんと飯田くんと…デクくんと寄り道して帰ろうって誘って貰ってて…

爆豪 勝己
あなた

行ってきてもいいかな?

爆豪 勝己
…分かった。その代わり、遅くなる前に帰るつもりにしとけよ。
あなた

うんっ!

爆豪 勝己
後、帰る前に連絡しろ。
あなた

了解ですっ!





下足室に向かうと、お茶子さんと飯田くんが手を振って待っていた。
あなた

ごめん!かっちゃんと喋ってたら遅くなっちゃって。

麗日 お茶子
いいよ、いいよ、そんなの!爆豪くん、なんか言ってた?
あなた

いや、特に何にもなかったよ?でも、遅くならないようにって。

麗日 お茶子
グフフッ、なんか親みたい!
飯田 天哉
いや、体育祭前だ。爆豪くんの言ってたことも分かる。羽を伸ばすなら手短にいこう!
あなた

後、帰る時に連絡いれろって。

麗日 お茶子
(爆豪くん、過保護だ…)
飯田 天哉
そうか、でも来たばかりの木奥くんにとっては、いい事だな!
あなた

うん!

と、バタバタと走ってくるデクくんがすぐに見えた。
緑谷 出久
ごめんっ、遅くなって!
麗日 お茶子
あなたちゃんと同じこと言ってる(笑笑) 全然いいよ!さっ、行こう!
あなた

えっと、まずどこ行くのか聞いてないんだけど…

緑谷 出久
僕も聞かされてないんだけど…
飯田 天哉
俺も学校の帰りに寄り道をしよう、としか聞いてないのだが…
半分おいてけぼり状態の3人に、お茶子さんは前に立つとガッツポーズと共に言う。
麗日 お茶子
甘いもの、食べに行くぞーーー!
緑谷 出久
あなた

…??

飯田 天哉
???

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