第151話

叫んで、気がついて
11,426
2019/06/30 00:18
(だめだ、間に合わない!)
あなた

轟くん!

(早い、こんな速度でこっちに来てたなんて、!)


急いで氷柱を飛び渡りながら、精一杯の声で叫ぶ。
あなた

轟くん!!

でも、届かない。轟くんの耳に私の声はまだ聞こえてない。
その証拠に私には横顔を見せたままだ。

私は飛び渡る足を止め、その場で更に大きく声を張り上げる。
あなた

轟くん!!!!

(まだだ、まだ!)
あなた

轟ーーーっ!!!!!

轟 焦凍
その声にようやく気づいたのか、こちらに向く轟くんにもう一度声をあげる。
あなた

後ろ!!!後ろに!!!!

轟 焦凍
?!
すぐさま振り返る轟くんに、目前と迫ったコンクリートブロック。

私はまた走り出す。
あなた

轟くん!!!

けど、轟くんは本当に凄い。


『カチカチカチカチンッ』

一瞬で氷の壁を作り上げる。

『ゴンッ!』

鈍い音がして、壁にコンクリートブロックが体当たりする。

その瞬間、轟くんの氷の壁からヒビが入る音がして、そのヒビは全体に広がった。


(やっぱりそうだ、ヘロインだ!)


ヘロインが投げてきたコンクリートブロックの威力は、轟くんの氷壁が物語っている。
轟 焦凍
!!
私は轟くんの驚いて少し丸くなった目を初めて見たと思う。

そりゃそうだ。
誰だって振り返るとコンクリートブロックが飛んでくるなんて、怖すぎる。


それに、
あなた

伏せて!

轟 焦凍
っ?!
コンクリートブロックが、


『パリンッ!!』


2つも飛んでくるなんて、


『ガンッ!』
あなた

っ…

轟 焦凍
っ…!!
思ってる人間は居ないだろうし。
*☼*―――――*☼*―――――


お久しぶりです😳🌱

気づけば、もう151話になっていました。
びっくりです。(笑笑)Σ(゚д゚;)
皆さん、いつも見て下さって、
本当にありがとうございます。🙇🏻‍♀️🧡

お話の流れ上、まだまだ終わらなさそうです。🤭💦
更新🐢さんですし、1話1話も短いですし、
面白くないなぁって思う方も居ると思いますが、


どうぞ最後までこのお話にどうぞお付き合い下さい。🙇🏻‍♀️🌷

頑張ります💪💪💪(笑笑)



さくらどろっぷ.





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