だから、今も…耳に入ってくるあなたの口から出るクソナードの話が耳障りだった。
でっ、あなたちゃん!昨日はどーだったの〜?
うん、とっても楽しかったし、とっても美味しかった♡
良かったわね、あなたちゃんが楽しそうでなによりだわ。
お茶子さんと飯田くんと…デクくんとも話してたんだけど、今度はみんなで行こうよ!
いいですわねっ!みんなで学校帰りにクレープ屋さん…(プリプリプリ)
(ヤオモモ可愛い…♡)
それもいいけどっ、昨日はどんな感じだったの??緑谷くんへの気持ち確信した??
…分かんない。確かに嬉しいし、一緒にいればすごい楽しいんだけど…
(聞こえてんだっつーの。)
よしっ、あなたちゃんも一緒に『レモンと花硝子』見よう!
そですわっ!
え、『レモンと花硝子』の話?
そこにクソ髪達が合流する。
あなたちゃんが見てないから、見てみよう〜って話!
あれ、いいよな〜。きゅんきゅんするよな〜。女子はあれされて喜ぶんだな!
好きな人限定ね。
いつでも俺ならしてやるよ…なぁ、木奥!
あなたに峰田から話を振られた瞬間、思わずキッとなってしまった。
それに対してあなたは何も考えずに、「そだね!」なんて返した。
と、ここでその輪に入ってきたのはあなたが喜ぶやつと、クソメガネだった。
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