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第6話

希望を
_彩葉@いろは_
彩葉いろは
わぁっイルカだ!
デート当日。
とは言っても、
まだ付き合ってとは言えてないので、
そもそもこれをデートと言えるのか
わからない。
_珠夏@しゅか_
珠夏しゅか
(でもまぁ…彩葉が楽しそうだし)
_彩葉@いろは_
彩葉いろは
珠夏楽しい?
_珠夏@しゅか_
珠夏しゅか
彩葉が楽しいなら、俺も楽しいよ
_彩葉@いろは_
彩葉いろは
またそーゆー事言う///
赤面する彩葉を見て、
俺は少し笑ってから
前を向いた。
_珠夏@しゅか_
珠夏しゅか
このイルカショー、
幼稚園の遠足の時
急に中止になって
見られなかったんだよね
_珠夏@しゅか_
珠夏しゅか
覚えてない?
_彩葉@いろは_
彩葉いろは
遠足でここ来た事は覚えてる。
けど、ショーとかは
覚えてない。そなの?
_珠夏@しゅか_
珠夏しゅか
うん
へぇ、と必死に
昔を思い出している様な顔をして、
彩葉が首をかしげる。
_彩葉@いろは_
彩葉いろは
珠夏って、記憶力えげつないよね
_珠夏@しゅか_
珠夏しゅか
え、そう?
_彩葉@いろは_
彩葉いろは
うん。
──私が死んでも、
私のこと忘れないでね
_珠夏@しゅか_
珠夏しゅか
まだ死ぬとは決まってない
_彩葉@いろは_
彩葉いろは
希望持たせないで。
寂しそうな顔をして
彩葉は言う。
_彩葉@いろは_
彩葉いろは
無理よ、無理。
だから精一杯今を楽しまなきゃ
強い風が吹いた。
その勢いで2人とも被っていた
パーカーのフードが脱げ、
彼女の長い髪がなびく。
無意識にその髪を手に取った俺がいた。
_彩葉@いろは_
彩葉いろは
えっ…?
_珠夏@しゅか_
珠夏しゅか
……
重ねた唇から、
ほのかな体温が伝わる。
行き場をなくしていた彩葉の手が、
いつの間にか俺の肩に回る。
世界で1番、幸せな時間だと、思った。
***
プルルルルルルルル…
あれから更に2週間。


タイムリミットまで後一週間。


家に帰って、風呂に入り
髪を乾かしていると、
突然電話が掛かってきた。
_珠夏@しゅか_
珠夏しゅか
病院から…?
見ると不在着信も何件かあり、
それが全て病院と彩葉からの
ものだった。
迷わず電話を摂る。
_珠夏@しゅか_
珠夏しゅか
はい
医者
珠夏君か?
_珠夏@しゅか_
珠夏しゅか
香原(医者)さん?
彩葉がどうかしたんですか?
医者
梛原さんはどうもしない。
が、これは梛原さんにとって
とても大事な良いニュースだ
_珠夏@しゅか_
珠夏しゅか
良いニュース?
医者
彼女の病気が、治るかもしれない
俺はその瞬間携帯を落とした。
しばらく固まって、動けなかった。