最低だが、私はみおもはやとくんのことがすきと疑っていた。
もしそうだったらを考えて、私はみおに嘘をつくことにした。
しかし、さすが親友。
私がまだはやとくんのことが好きと感じていたのだろう。
それからのみおのはやとくんに好かれているアピールは物凄かった。
_二回目の席替え終了後_
席はこんな感じになった。
1|2 3|5 0|12
2|4 4|3 み|7
8|1 9|6 13|8
10|9 る|10 5|は
14|13
私ははやとくんと横になれず、悲しみに落ちていた。
だが、その傷をえぐることをみおが話してきた。
...はい?
なぜこの子はわざわざ私に言ってきたのだろうか?
私は怒りが収まらなかった。
みおとは適当な理由をつけて別れた。
一緒にいたくなかったからだ。
私ははやとくんを嫌いになりたかった。
どうせ実らない恋を想い続け、これ以上苦しい思いをしたくなかったからだ。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。