私には親友がいた。
名前はみおという。
みおは女子力があり、笑顔がかわいい。
みおを好きだった男の子も少なくはなかった。
私ははやとくんと何の発展もなく、何週間もあまり話すことがなかった。
しかし、みおは違った。
みおははやとくんと席が前後だった。
その事もあり、はやとくんとみおはとても仲良くなっていた。
私はその時、嫌な予感がしていた。
その予感はあたっていたのかもしれない
そう...
はやとくんはみおのことが好きなのかもしれないと...
思い返してみればそうだ。
_ある日_
_またある日_
てことが何度かあった。
だから私は気になって
何度聞いてもこの答えばかりだ。
みおは私に言ってくれた。
だけど
それからが地獄であることを私は知らなかった。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。