第2話

❤️‍🩹
240
2021/11/20 13:04
僕は今でもあの出来事を思い出す





君の異変にもっと早く気づいてあげてれば



いや違う僕は気付こうとしなかったんだ



気付こうとしなかったからだ
でも僕がもう少し早く君からのメッセージの意味に辿り着いていたらまだ間に合ってたのかな?


あの日は空が薄暗くて僕になにかの合図を出しているようなそんな空だった
その日は雨が降っていて
ザーザー
高橋恭平
高橋恭平
ん?あなたからメール?
"また、会えるといいね"
高橋恭平
高橋恭平
何言ってんだ
数分後
ピーポーピーポー
高橋恭平
高橋恭平
ん?なんか騒がしいな…
高橋恭平
高橋恭平
どうしたんですか?
近所の人「なんか、人が屋上から落ちて亡くなったらしいのよ」
高橋恭平
高橋恭平
…え?
救急隊?「ちょっととうしてくださーい」
高橋恭平
高橋恭平
……え?あなた?
高橋恭平
高橋恭平
あなた!あなた!
ピーポーピーポー
高橋恭平
高橋恭平
……あなたが、なんで?なんで?
"また、会えるといいね"
高橋恭平
高橋恭平
まさか、あのとき僕に合図を送っていたのか?
高橋恭平
高橋恭平
あなた……ごめんごめん
高橋恭平
高橋恭平
ごめん…….·゜゜·(/。\)·゜゜·.
僕達は幼なじみだった…



ある日僕は親の仕事の都合で東京に引っ越すことになった



その翌年からあなたがいじめられ始めたらしい



僕は高校一年生の時にまた地元に戻った




そしたらあなたは俺を見て気づいたくせに気づいてない振りをした



僕はある光景を見た



それはあなたがいじめられている光景だ




僕は助けたいと思った




だから助けた




でも逆効果だった



僕が助けたことによっていじめはエスカレートしていくばかり




先生も生徒も見て見ぬフリ




でも俺だけは諦めなかった



なるべくあなたを1人にしないようにしていた



でもダメだった




過去に戻ることができるなら




過去に戻ってやり直したいな
高橋恭平
高橋恭平
イッ
高橋恭平
高橋恭平
頭がイタイ
高橋恭平
高橋恭平
ウッ
……
高橋恭平
高橋恭平
ん…
高橋恭平
高橋恭平
ここは
お母さん「恭平起きなさい」
高橋恭平
高橋恭平
お母さん?
お母さん「恭平何してるの?学校遅刻するわよ?」
ピンポーン
お母さん「ほらー恭平が遅いからあなたちゃん来ちゃったじゃない」
高橋恭平
高橋恭平
え?あなた?
お母さん「ええそうよ?」
高橋恭平
高橋恭平
……お母さん今何年の何月何日?
お母さん「何言ってるの?2014年の7月20日じゃないの」 
高橋恭平
高橋恭平
え、
高橋恭平
高橋恭平
まさか、タイムスリップした?
あなた
きょうへいはやくー
高橋恭平
高橋恭平
あーごめんごめん
高橋恭平
高橋恭平
お母さんいってきまーす
お母さん「気をつけて行ってらっしゃい」
高橋恭平
高橋恭平
はーい
高橋恭平
高橋恭平
あなたおはよう
あなた
おはよう!
あなた
今日楽しみだなぁ
高橋恭平
高橋恭平
だな
変なところですか一旦切ります

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