第40話
咳喘息
in あなた's 病室
康二side
今は昼の11時
普段ならとっくに遊んでいる時間。
でも今は咳喘息の影響で眠れないみたい。
あなたちゃんが不安を感じないように
なるべく笑顔で接する。
口元に吸入器当ててあげて、
汗ばんだ額拭いてあげる
良かった
食欲はあるみたい
5分もすれば吸入は終わり、
簡単に機械片付けて
ゼリーの蓋を開ける
スプーンとゼリー持たせてあげたんやけど
スプーンですくえばポロッとこぼれるゼリー
いろんなことができるようになる歳に
こうやってやられるのってちょっと。。。
でも、出来んこと手伝うんが俺らの仕事やからな😅
しゃーないねんな。。。
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そういえば今日は週に4回ある、お風呂の日
残念ながら毎日入れるわけじゃないから
子供たちにとって特別な日
でも、あなたはまだ咳も落ち着かないから、
ドクターストップ。
お風呂へは行けない。
代わりに、暖かいタオルで体拭いてあげるんだけど、
本人はしかめっ面
そりゃ嫌だよね…今日も汗たくさんかいたのにね…
小さい子たちはさ、
おねしょしちゃったりして、軽くシャワー浴びたりする機会が多い。
もちろんあなたちゃんも例外ではないけど
あなたちゃんはあまりおねしょしちゃうってことがないんだよね。。。。
ほっぺをツンツンしてみる。
と、まさかの八つ当たりされる始末
あらら、こりゃ完全にご機嫌ななめだわ
クリクリな目に涙が溜まっていくあなたちゃん
って背中さすってあげるさっくん
でも、あなたちゃんはそれすら気に食わないようで
とだんだん咳き込む回数も多くなる
冷静にあなたちゃんに話しかけるさっくん
口元に当てたはずの携帯用吸入器は床へ転がる
急いで涼太先生のPHSを鳴らす
ガラガラ🚪
その言葉通り、すぐ来てくれた先生は、吸入器と点滴持ってきてくれてて
直ぐに処置のサポートへまわる
乾いた咳に痰が絡み出す
挑戦してくれるものの上手く出せない様子
あなたちゃんの背中支えてちょっと強めにトントン叩いてあげる
痰も出せてちょっと楽になったのかベットで大人しく吸入中
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とりあえずあなたちゃんの服のボタンを外す
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季節の変わり目はどうしても発作が起きやすくなるあなたちゃん
ほんと、可哀想だけど仕方がないこと。
良くなるといいな