さらに、
でっかいテレビがあることで、
ミルク場のクマの仕事をストップさせてしまいました。
ミルク場は今まで以上に
長いながい長蛇の列ができてしまいました。
みんなの不満はばくはつしました。
はちくまは、
急いででっかいテレビをひきずりながらどけました。
はちくまは少し焦りました。
その時です。
なんとはちくまは、
少し足をすべらせてしまい、
でっかいテレビを倒してしまいました。
そして
その倒れた先にはミルクの樽があり、
それをこわしてしまいました。
ミルクは地面に溢れてしまいました。
もうみんなの怒りはおさまりません。
はちくまは
ブーイングの嵐の渦の中にいました。
ミルクくみに並んでいたクマ達もいいました。
働く側からも
ミルクをくみに来た側からも
罵声は鳴り止みませんでした。
でも、
そりゃあそうです。
みんなただでさえ混雑していることで
不満があるのに
ミルク樽をこわして、
さらに長蛇の列ができたのだから、
それは怒ります。
みんなを喜ばせようとした事が逆に、
みんなを怒らせることになってしまいました。
そして
ミルク場で働くクマは
いつもなら夕方で仕事がおわるのですが、
でっかいテレビのせいで大混雑をうみ、
大混乱状態となり、
ミルクを一から作ることになったので、
仕事は深夜まで続きました。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。