そのことに気づいたのです。
・・・
コロコロと転がって
早朝のミルク場に着きました。
ふと見ると、
誰もいないはずのミルク場に
地上のクマが数匹いました。
はちくまは疑問に思いました。
なんと地上のクマ達は、
テレビを触っているではありませんか。
はちくまは最初、
テレビを壊されるのかと思いましたが、
よく見ると
持ち上げて木にぶら下げようとしていたのです。
1匹の地上に住むクマが言いました。
はちくまは驚きました。
はちくまは嬉しくなりました。
そう言った後、
はちくまと数匹の地上のクマは、
ミルク場の木に
でっかいテレビをぶら下げる作業に入りました。
ミルク場で働くクマも見れるように、
地上のクマ達がもってきてくれたテレビも
数個ぶら下げました。
数時間後、
ミルク場のテレビのぶら下げ作業がおわりました。
初めてこの時、
地上のクマとはちくまが
笑い合いました。
はちくまはなんだかワクワクしました。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。