第10話

青春っぽいの書きたかった【中編】
460
2022/07/03 04:00
ナミ猫
ナミ猫
前回の続きです!親の喧嘩系(?)がちょっと入って
きます!苦手な方は↩︎Uターンお願いします!
なつぴょん
はぁ…やっと言う覚悟決めたのに…
どうして今日一緒に帰れないんだよ…
瀬戸あさひ
ごめん!ねぇいつ!今日先輩に呼ばれたから一緒に
帰れない…
なつぴょん
別にいいよ、毎回一緒に帰らなくてもいいし
瀬戸あさひ
ほんとごめん!明日は絶対一緒に帰るから!
なつぴょん
はいはい、先輩待ってるだろうから早く行けば
瀬戸あさひ
やっば!時間ギリギリだ!じゃ、気をつけて
帰れよ!
なつぴょん
はぁ〜何であんな言い方したんだろ…
なつぴょん
瀬戸だって何回も謝ってたんだし…
なつぴょん
…まぁいっか、明日言おう!
…………下校中
ガシャン!ドンッ!
なつぴょん
!?
なつぴょん
(も、もしかして)
なつぴょん
た、ただい
お母さん
あなたがーーからーーったんでしょ!?
お父さん
お前がーーーからーーー!!
なつぴょん
…お父さ、お母さ…
お母さん
あの時だっーーーこうしたーーー!!
お父さん
あのーー関係ーーーろ!?
なつぴょん
……
お母さん
あの子だって!
なつぴょん
!?
お母さん
あなたがちゃんとしないから他の人の
迷惑になってるのよ!
お父さん
それはお前がちゃんと面倒見ないから
だろ!?何でもかんでも俺のせいにす
るなよ!
なつぴょん
……っ
聞きたくない…聞きたくない!!
お母さん
実際ーーーでしょ!?この前だって
ーーーーでーーーー!!
お父さん
それはーーーーがーーーー!ーーーー
してれーーー!!
やめて…やめて…やめて……!
お母さん
あの子なんかーー
なつぴょん
っ!!
その言葉を聞いた瞬間、僕はその場から逃げ出していた
瀬戸あさひ
あーこんなに早く終わるなら明日でも
よかったじゃん
瀬戸あさひ
あの先輩はーーー
文句を言いながら1人で帰っていると、見知った人影が走っていくのが見えた
瀬戸あさひ
…なつ?
瀬戸あさひ
あの方向…
目の前には海が広がっている


ここは限られた人しか知らない、岩でできた洞窟だ
小さい頃、両親が喧嘩してる時いつもここに来て泣いていた
そしたらいつのまにか瀬戸がそばにいてそっと慰めてくれていた
でも、もう忘れてるか…
なつぴょん
はぁ…
なつぴょん
なんで僕なんかが生まれてきたんだろ
なつぴょん
僕がいるからお父さん達は喧嘩するし、
瀬戸だって…



だいぶ前から思っていた。僕がいるから、瀬戸は恋人をつくらないんだって…………いや、”つくれないんだって”
なつぴょん
…なんだ、僕邪魔しかしてないじゃん
なつぴょん
僕なんかがいなくなっても誰も悲しまないよね


…ぽつり、ぽつり

なつぴょん
雨…


洞窟だから濡れないのに…何故か
…頬が濡れていた



涙なのは分かっていたけど…今だけは…雨に紛れて…泣いていたかった