第504話

504.
18,221
2021/11/01 12:55
廣瀬 藍莉 (ヒロセ アイリ)
廣瀬 藍莉 (ヒロセ アイリ)
ちょっと…やめてくださいッ…!
モブ
モブ
ッ…やだなぁ、当たっただけでそんな大袈裟な反応取られても困るんだけど。
廣瀬 藍莉 (ヒロセ アイリ)
廣瀬 藍莉 (ヒロセ アイリ)
なッ…
(触った癖に…)

藍莉とお客さんが何か揉めている。

一時行ってた作業を中断し、駆けつける。
叶井 蓮 (カナイ レン )
叶井 蓮 (カナイ レン )
どうかしましたか、
モブ
モブ
ったく…とんだお騒がせな店員さんだなぁ、
廣瀬 藍莉 (ヒロセ アイリ)
廣瀬 藍莉 (ヒロセ アイリ)
ッ…すみません…
と、藍莉が俯いていた。
モブ
モブ
いいよ、もう…邪魔邪魔。
と、追い返されてしまった。
叶井 蓮 (カナイ レン )
叶井 蓮 (カナイ レン )
ッ…藍莉、どうしたの?…
廣瀬 藍莉 (ヒロセ アイリ)
廣瀬 藍莉 (ヒロセ アイリ)
ううん…やらかしちゃった…ごめんね、作業の途中に…苦笑
叶井 蓮 (カナイ レン )
叶井 蓮 (カナイ レン )
ううん…大丈夫、?…何かされたんだろ、?亮太に言って休憩とってもらう…?
廣瀬 藍莉 (ヒロセ アイリ)
廣瀬 藍莉 (ヒロセ アイリ)
大丈夫、ありがとう、苦笑
と、接客に戻って行った。
叶井 蓮 (カナイ レン )
叶井 蓮 (カナイ レン )
ッ…
絶対藍莉は悪くない。

あのおっさんがなんかしたんだ。


注文を取ったり、出来た商品をお客さんに運んだり、

会計をしたり、頼まれた飲み物を用意したり、

人が多いとわたわたする時がある。

その時は…藍莉の事見てあげれない。


その隙をついたのか、また…事件が起こった。
廣瀬 藍莉 (ヒロセ アイリ)
廣瀬 藍莉 (ヒロセ アイリ)
きゃッ…
と藍莉の悲鳴に…パリンッ…とお皿が割れる音。
廣瀬 藍莉 (ヒロセ アイリ)
廣瀬 藍莉 (ヒロセ アイリ)
ッ…テテ、
叶井 蓮 (カナイ レン )
叶井 蓮 (カナイ レン )
藍莉ッ!?
モブ
モブ
あーあ笑
と、ほくそ笑んでるさっきの客。
廣瀬 藍莉 (ヒロセ アイリ)
廣瀬 藍莉 (ヒロセ アイリ)
すみませんッ…
と、周りにいたお客さんに必死に頭を下げる藍莉。
叶井 蓮 (カナイ レン )
叶井 蓮 (カナイ レン )
お前がなんかしたんだろッ…!
廣瀬 藍莉 (ヒロセ アイリ)
廣瀬 藍莉 (ヒロセ アイリ)
蓮くんッ…いいの、私が悪いのッ
モブ
モブ
はぁ…ったく…この店はどうなってんだよ、
さっきから客に言いがかりつけてきやがって、
叶井 蓮 (カナイ レン )
叶井 蓮 (カナイ レン )
言いがかりじゃねぇッ…お前が藍莉になんかしたんだッ…さっきもそうだろッ…許さねぇッ…!
と、相手と取っ組み合いになる。
モブ
モブ
大人しく…ケツ触られとけばあの子も痛い目合わなかったのになぁ、…笑
叶井 蓮 (カナイ レン )
叶井 蓮 (カナイ レン )
イラッ)てめぇ
ドンッ…と力負けして押され、

近くの椅子を巻き込み後ろに倒れる。
叶井 蓮 (カナイ レン )
叶井 蓮 (カナイ レン )
ィッ…テ
右手首に激痛が走った。
廣瀬 藍莉 (ヒロセ アイリ)
廣瀬 藍莉 (ヒロセ アイリ)
蓮くん…!泣
松井 亮太 (マツイ リョウタ)
松井 亮太 (マツイ リョウタ)
ッ…どうした、
お店の異変に亮太が裏から出てきた。
廣瀬 藍莉 (ヒロセ アイリ)
廣瀬 藍莉 (ヒロセ アイリ)
ッ…そ、その…私がッ…
モブ
モブ
クビだ、クビ、…こいつら
客に対しての態度がなってねぇ、ったく…
松井 亮太 (マツイ リョウタ)
松井 亮太 (マツイ リョウタ)
ッ…うちの者がなにかしましたか、
叶井 蓮 (カナイ レン )
叶井 蓮 (カナイ レン )
こいつが藍莉のケツ触ったんだッ…大人しく言うこと聞けば痛い目見なかったのにってッ!藍莉は悪くないのに…お前に謝ったんだぞッ…!
モブ
モブ
はぁ…また言いがかr
モブ
モブ
わ、私…その人が店員さんに足引っ掛けてるとこ、見ましたッ、!
と、いつもよく来てくれてるお客さんが口を挟んだ。
モブ
モブ
なッ…たまたま当たって転んだんだ
松井 亮太 (マツイ リョウタ)
松井 亮太 (マツイ リョウタ)
ッ…
ぽんぽんと藍莉の頭を撫でて、おっさんに近づいていく。
廣瀬 藍莉 (ヒロセ アイリ)
廣瀬 藍莉 (ヒロセ アイリ)
ッ…店長さん…
モブ
モブ
なんだよ、わざとじゃねぇつってんだろッ…なのに、こいつら変な言いがかりつけて…客に手出す店員がいるか
松井 亮太 (マツイ リョウタ)
松井 亮太 (マツイ リョウタ)
客なら何しても許されるんすか?…セクハラに…暴行…?…はぁ…勘違いも甚だしい…こちとらあんたのために店開いてねぇんだわ…
モブ
モブ
ッ…
松井 亮太 (マツイ リョウタ)
松井 亮太 (マツイ リョウタ)
なんとか言えよ、うちの大事な店員に手出して…周りのお客様にも迷惑かけて…何様だつってんだよ、
廣瀬 藍莉 (ヒロセ アイリ)
廣瀬 藍莉 (ヒロセ アイリ)
ッ…大丈夫…蓮くん…立てる、?
叶井 蓮 (カナイ レン )
叶井 蓮 (カナイ レン )
うん…大丈夫、こんくらい…ィ…
立ち上がろうと手を付いた瞬間…ズキッ…と痛む。
廣瀬 藍莉 (ヒロセ アイリ)
廣瀬 藍莉 (ヒロセ アイリ)
ッ!…蓮くんッ
松井 亮太 (マツイ リョウタ)
松井 亮太 (マツイ リョウタ)
ッ…おい、
グイッ…と亮太が客の胸ぐらを掴む。
モブ
モブ
ち、違うッ…ちょっと押しただけだ、
あいつが勝手にッ…
松井 亮太 (マツイ リョウタ)
松井 亮太 (マツイ リョウタ)
ぁ?違うだ…?ケガさしてんだよ…なぁッ
と、亮太が荒く突き離すと相手は、

崩れたように転ける。
モブ
モブ
ひぃッ…す、すみませんでしたッ…
慌てて立ち上がり、荷物を拾って店から逃げ去って行く。

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