〜 亮太 side 〜
嬢ちゃんの方からぐへへ、とか変な笑い声が聞こえたが…、
まぁ、そっとしておこう。
席に座り、バーの確認も終わる。
嬢ちゃん呼んだのにこれじゃ意味ねぇな、
ま、蓮は俺のだしいっか 。
そういや、蓮が行ったのは幼稚園の時だっけか…
可愛い顔して。そんなに楽しみだったのか。
乗り物が動き出し、空へと目指す。
蓮が、ほっとしていた…のは、やっぱり何かあるのか。
そして、てっぺんに近づいたあたりから、
蓮からの視線が多くなった。
なるほど。気づいてないとでも思ってるのか、?
当たりだな。
なんだ、その間抜けな声は
蓮の事だからそんな事だろうと思ってたよ。
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〜 藍莉 side 〜
な、何があったの……!?!?!?
なにあの蓮くんのキラキラ輝いた目!!!
そして、そんな蓮くんを見て微笑む店長…!!
次は2人で乗ろうなって…泣 蓮くん♡♡ ←違う
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!