アイスを咥えながらカチャカチャゲームをしていると
亮太が風呂から帰ってきた。
と、俺の前に来て咥えてるアイスを出し入れしてくる。
慌てて、ゲームを中断して亮太の手を止める。
と、目線を逸らす。
と、亮太がゴミ箱の中を覗きに行く。
と、アイスを食べ終えソファーから立ち上がり、
机の上にあるアイスのゴミを持って
亮太のいるゴミ箱へと向かう。
なんで分かんの…亮太エスパーだ…怖ぇ…泣
ピコン、ピコンッ…と携帯が鳴る。
と、逃げるように携帯の通知を見に行く。
遥 「 れ 」
遥 「 ん 」
1文字ずつ送ってくるのはりんだ ♪
と、亮太が俺を捕まえソファーに座る。
遥 「 さ 」
遥 「 み 」
遥 「 し 」
遥 「 い 」
蓮 「 俺も寂しいよ 」
と、送ったと同時に
遥 「 ? 」
と、送られてきた。
りんが文字打つの遅いから悪いんだッ…////
遥 「 私のLINEに変な会話残さないでよね、 」
蓮 「 今のは違う!! 」
遥 「 全く。りんが寂しそうよ、蓮。
亮くんに重いって言ってやんなさい 」
亮太が俺の携帯を使って文字を打つ。
凄ぇ…遥さん亮太が太ったって気づいたのかな…
全然そうは見えねぇけど…俺毎日亮太見てんのにな…
蓮 「 蓮に余計な事言うな 」
遥 「 あら、携帯まで監視してるの亮くん 」
蓮 「 違う、今回はたまたまだ。 」
遥 「 ふーん?🤨 」
蓮 「 遥、 」
と、携帯を取り返す。
遥 「 はいはい 笑 」
遥 「 明後日ね、 」
亮太の腕から抜け出してトイレに駆け込む。
ー
ーー
ーーー
と、トイレの前から亮太が心配してくれる
と、亮太がトイレから離れていく。
最近冷えてきたし、暑い日に食べちゃわないと勿体ない
と思ったんだもん…冬でも食うけど…←アホ
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。