ポンポンッと、頭を撫でられる。
どっちなんだよ!//
分かりもしないのに、首元を触る。
キスマついて商店街歩くとか…恥ず…//
亮太が左手を出してくる。
手…繋げって…事、だよな?…そうだよな、?///
違ったらどうしよう…でも、それしかないよな、///
…
少し躊躇ってから、亮太の手を繋ぐ。
デートだから仕方なく…そうだ、仕方なくだ///
亮太が握り返してきて、2人で商店街を歩く。
へへ、デートっぽい…♡//
亮太の手を引き、列に並ぶ。
テレビで見たやつ!食べたかったやつ!
凄ぇ、思ってたよりも大きい!
会計を済ませて、わたあめを受け取る。
美味ぇ、ふわふわだ…俺これベッドにして寝たい←
ー
ーー
ーーー
わたあめで口の周りベタベタする…、
んー、とれねぇな。
と、亮太が鞄からウエットティッシュを出す。
受け取って、口の周りを拭く。
準備いいな、亮太。
亮太が携帯を見ながら、手を引く。
俺が喜ぶとこ、?どこだろ ♪
ー
ーー
ーーー
スイーツパラダイスってところだよな、初めて来た✨
学校で聞いた事あったけどこんなとこ1人で来れなかったし
チョコレートケーキ、チーズケーキ、タルトも、
ぁ、一応カレーとかもあるんだな、
とりあえず片っ端から、皿に取るか ♪
ー
ーー
ーーー
と、亮太が口を開けてる。
亮太の口にケーキを運ぶ。
亮太の手が伸びてきて、俺の口元を触ると、
と、指を舐める。
席を立って、ケーキを取りに行く。
俺ばっかり何回も取りに来てる気がする…笑
亮太カレーとかしか食ってねぇし、
そういえば、いつも亮太俺に貰ってばっかりで
甘いもの食べてないよな…なんでだろ、
あ、さっき取ろうと思って無かったやつ。
追加されてる!2個取ろっと、♪
皿いっぱいにとって、席に帰る。
持ってきたやつ食べでるし、
嫌いって訳じゃなさそうなんだけどな。
亮太がカレーを掬って、口に持ってくる。
亮太がまたカレーを掬って口に持ってくる。
ガシッと次は逃げられないように亮太の手を掴んで食べる。
どうだ、俺の方が頭良かっただろ ✨
そういう事じゃねぇよ///
亮太が水を渡してくるのを受け取る。
ー
ーー
ーーー
やべ…吐きそ…
胃もたれした…おぇ…、
さっきから亮太頬杖してずっと俺見てるし、
亮太が俺がとってきて余ってるケーキを食べ始める。
うぜぇ…こんなに取ってこなきゃ良かった…
…ッ、こいつだから全然ケーキ食わなかったのか!?
全部計算通りってやつか、ムカつく…
てか…もう甘いのは当分いい…泣
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!