蓮ー
と、リビングの外から亮太の呼ぶ声がする。
はーい
なんだろ、また虫とか出たのかな、
ソファーから立ち上がって声のする方へ向かう。
ッ…亮太?
恐る恐る洗面所のドアを開けると、
浴室の扉が開いていて、亮太と目が合う。
来い、
どうしたの?
と、浴室へ入ろうとすると止められる。
ばか、脱いで来い
ッ…ぁ、え、
そう言うこと、?
一緒に入るってこと、?//
早く、体が冷えるだろ
ッ//
服を脱いで、浴室へと入った。
なんで急に…//
そこ座れ、
ザパァと、亮太が湯船から出てくる。
うん…//
バスチェアに座る。
ちゃんとリビングのドア閉めてきたんだろうな、
シャワーを出して俺の頭を濡らす。
閉めたよ、りんが来るでしょ//
ん。
ッ…亮太、?//
ん?
洗ってもらいながらも、
タイミングを見計らって…声をかけた。
き、…今日…その…女の人…か、可愛い…じゃないや、えっと…綺麗?…だったね、
ッ…なーに、蓮、お前言葉足りねぇんだから、遠回しじゃなくてちゃんと伝えて?
その…だから…
何が不安?
何が…、
り、亮太は俺の事好きなの分かってるよ、
分かってるけど…、だって…あの人が、
亮太の事好きで…何回も亮太に、その、
アタック?…してくるかもしれなくて…それで…
ッ…あの人が、亮太…を、?…その…好きかもしれなくて…だから、
揺らがねぇよ、俺が好きなのは、蓮だって。ずっとそう言ってるだろ、?
ッ
こくん、と頷く。
どうして欲し?蓮、
わーってるよ、考えちゃうんだよな、
ッ…会わない…がぃ…
ん、分かった。ありがとう言ってくれて。
ぽんぽんと頭を撫でられる。
うん…♡////
気づかれてた…しかも…
ちゃんと好きだって…良かった、♡
ふ、可愛いなぁお前は、俺が取られるのがそんなに嫌か、♡
なッ…そんな事言ってないし、///
言わなくてもそうゆう事だろって、♡
うるさぃ、風邪ひくだろ、早く洗えばか///
はいはい…洗って下さいな?♡
ふんッ////
ー
ーー
ーーー
思った通り、次の日も、その次の日も。
あの女の人は来ていた。
でも、亮太はちゃんと会わないようにしてくれて、
表に来れない分俺が裏に顔出せって言われたし…笑♡
今のところあの女の人が何かしてこない限り…安全だ✨
そして、今日。
カランカラン、とお店のベルが鳴る。
ッ
いらっしゃいませー…遥さん !
久しぶり…て、なによ来ちゃまずかった?
違、いらっしゃい…苦笑
ふふ、最近お客さんに店長さんのファンが増えてしまって
あら、キリがないわよ蓮
(年がら年中モテるのよ亮くんは、当たり前じゃない…全く。今日の亮くんの呼び出しもなんとなく分かったわ…)
そうだよ蓮くん、それにせっかくのお客さんにガン飛ばしちゃ、ダメだよ、にこにこ笑顔で接客しないと、(ニコッ)
ッ、…おいまた亮太に何か言われただろ
いつもは俺に口出しして来ないのに、藍莉
ギク)え?…言われてないよー、
(あれー…蓮くんが鋭い…←)
ほんとか?…んー、まぁ、…この事は亮太には内緒だぞ、お口チャックだからな
と、口元に手を持って行き左から右へと
チャックするようにジェスチャーで伝える。
うぁ…うん…うん…泣♡
(ごめんなさい店長さん…蓮くんにお口チャックされちゃいました…ぅ、泣♡)
ッ…
あれ…いつも通りか…、
ッ…ぁ、あはは…、
じゃ、私は亮くんに用があるから、
(藍莉ちゃんに任せるのは間違いね)
と、遥さんが裏に入って行った。
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編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。