カチカチとゲームをしながら答える。
ガチャンッ、と亮太がリビングから出ていく。
亮太が風呂に行ったのを確認してから…
腕立て伏せを30回、りんが背中の上に乗ってくれる。
海の日から亮太に隠れて筋トレをしている。
ペシペシとりんに背中を叩かれる。
ぺしゃんっと、床に這いつくばると
りんが背中から降りて服を引っ張る。
暑いし…余計疲れる…
汗がツーと、額から流れる。
起き上がって、ピッとエアコンの温度を下げる。
後は…腹筋30回……etc…
そして、筋トレを終えた後は携帯見たり暇つぶしをして、
亮太と入れ替わりで風呂に入る。
筋肉痛痛てぇ…ちゃんと腹筋割れるのかな…、
ー
ーー
ーーー
来週か…亮太と2人きり✨
しかも、長期間…デートだ…♡
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ピピピッと音が鳴り、亮太がポチくんと通話をしながら
俺の脇から体温計を取り、見る。
と、亮太がポチくんとの通話を終える。
と、優しく頭を撫でられる。
亮太に背を向ける。
と亮太が寝室から出ていく。
今度っていつだよ…店だってそんな休めねぇだろ…
なんで今なんだよ……なんで熱なんかでんだよ、
ー
ーー
ーーー
亮太が俺の額に冷えピタを貼って、涙を拭き取る。
と、悲しい顔をさせ、俺の手を握る。
ッ…亮太が……そうだよな…
ぽんぽんと頭を撫でて亮太が買い物行く。
編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。