亮太が携帯を触りながらソファーに座る。
そんなに長く、何話してるの?
俺に構ってよ、亮太…。
チラッと何度も何度もテレビと亮太を往復して見る。
亮太が急に笑いだし、携帯を置く。
ポンポンと、叩いて亮太が膝を示すから
亮太の膝にまたがって座る。
亮太が俺の頬に両手を添える。
ぎゅッと、目を瞑る。
キスされるッ…、//
あれ…、キスじゃないの、?
ゆっくり目を開け、亮太を見る。
もう、…もうッ!!じゃあなんで目瞑らしたんだよ、/////
死ぬ…心臓の音で頭おかしくなりそう、////
でも、亮太も照れた…俺に照れた…ざまぁみろ…//
ピロリロリン ♪ と、風呂が沸く音が聞こえる。
亮太が俺の背中に手を回し、
そのまま立ち上がって抱っこされる。
そのまま風呂場に連れていかれた。
ー*ーー*ーー*ーー*ーー*ーー*ーー*ーー*ーー*ー
服を脱ぎ亮太と風呂に入る。
急いで髪を洗う。
途中、チラッと亮太を見たら、目が合って、
恥ずかしくなって、亮太に背を向けた。
亮太と交代する。
じーっと亮太の髪洗ってるとこ見てると亮太と目が合う。
亮太から目を逸らしながら前髪をかきあげる
こいつまた俺の事可愛いって、
躊躇いながら言うのが気になった。
昔亮太もやってたとか、?
分かんね。
あげた前髪をくしゃくしゃと戻す。
今度藍莉にやってもらお…亮太喜ぶかな、
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。