陸哉と通話を繋いで、ゲーム。
りく…囮にして…後ろから回り込んで、
りくがダウンしてしまった。
りくを蘇生する。
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陸哉とも通話を終え、亮太がお風呂から上がってきた。
言われる前に亮太に携帯を見せる。
陸哉 「 楽しかった ♡ 」
陸哉 「 また、しようね、蓮、約束だよ 」
蓮 「 うん!りくも早く元気になってね!」
と、即答される。
と、俺に携帯を返して、隣に座り、テレビをつけた。
なんで…許してあげてよ…確かに…悪いことしたけど
でも、りくはちゃんと反省したよ…今も、
ちゃんと会わずに、LINEだけって…約束守ってるじゃん…
蓮 「 陸哉、亮太に…話してもいい、?」
陸哉 「 ダメ。別に同情なんていらないし、
分かって欲しくもない、蓮がいればいい。」
蓮 「 亮太なら分かってくれるよ 」
蓮 「 亮太は優しいし、りくの事助けてくれるよ 」
陸哉 「 蓮 」
陸哉 「 もう僕の前でそいつの名前出さないで 」
陸哉 「 蓮は僕の味方してくれないの?」
蓮 「 ごめん、」
りく…このままじゃ…何も変わらないよ…
こんなの…嫌だよ…友達なのに、LINEだけって…
ッ…やっぱり…話そうかな…りくには悪いけど…
そしたら、亮太…助けてくれる、?
亮太に呼ばれ、膝の上に座る。
言えない…裏切る事になる…でも、…
ごめん。りく、やっぱり話した方がいいと思う。
編集部コメント
引きこもりのおじさんと真面目な女子高生という組み合わせがユニーク。コンテストテーマである「タイムカプセル」が、世代の違う二人をつなぎ、物語を進めるアイテムとして存在感を発揮しています。<br />登場人物が自分の過去と向き合い、未来に向かって成長していく過程が丁寧な構成で描かれていました。