セックスを禁止してから、ここ数日。
キスの回数が増えた気がする。
いや、増えた。
朝ご飯を食い終わり、ソファでひと休憩していると。
亮太が、俺の上に乗っかってきた。
満足したのか、数分キスしてから離れていく。
あぁ、くそ……勃ったじゃねぇか、バカ亮太
我慢だ、これに耐えたら変態じゃなくなるんだ。
ー*ーー*ーー*ーー*ーー*ーー*ーー*ーー*ー
店。
と、メモを渡す。と、
グイッと手を引っ張られ裏に入る。
カラン、カラン、
と、接客に戻る。
と、藍莉が席に着いた。
いつの間にか表にでてきた亮太が俺に言う。
くっそ…あいつ俺の反応見に来やがって…。
ー*ーー*ーー*ーー*ーー*ーー*ーー*ーー*ー
お風呂。
ガラッ…
ボディーソープを手に取り、亮太の背中を洗う
早く終わらしてあがろ…。
洗い終わるとシャワーで泡を流し。
気をつかってくれた…のか?
俺は湯船に浸かり、亮太の方を見る。
よく見ると亮太の体、しっかりしてるよな…。
別に鍛えてる様子も見れねぇし…。
頭を洗い終わったのか、亮太は前髪をかきあげた。
…エロ。
俺が端っこにつめると亮太が入ってくる。
さて、あがるか。
俺が立ち上がろうとしたら手を掴まれた。
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!