いや、普通でしょ。
逆にドア壊してくるの?
怖…
声大きいな〜
煉獄さんよりは小さいけど
壁からなんか出てきた。
何あれ?
あ〜ね。
あの四角いやつは皆のやつが1着ずつ入ってるのか。
配られたコスチュームを持って更衣室へ皆と一緒に向かった。
私は昔、着ていた隊服を少しアレンジして頼んだ。
羽織は持参だ。
細かいところまで書いたから、素材もそのまんまだ。
嬉しいな。
早く行こ。
私は刀を腰に収め、皆より早く更衣室を出てモニタールームに行った。
皆遅いな…
てか、オールマイトに「和だね!」って言われたな。
何かおかしいのかな。
まぁ、私はありのままの自分でいるだけだから。
それにコスチュームは大事だよね。
やっぱり、慣れてる服とかじゃないと邪魔になったりするし。
だから、私のコスチュームはなるべく無駄のないように小物はあまりつけていない。
つけたとしてもボタンとベルトくらいだけ。
そんな事を思っていると、私の番が来ていた。
私のチームは…
響香ちゃんだ。
そして、私達のチームはヴィラン。核をヒーローから守ればいいらしい。
それから、イヤホンジャックについて教えて貰い。早速作戦を組み立てる。
そして、肝心の相手チームは…
水無月さんと轟くん。
水無月さんはほっておいて、轟くんは氷で最初足元凍らしていくだろうな。
厄介…
頑張らないと。
モニタールームからの指示が放送で流されたその瞬間、足元から冷気を感じた。
来る…
パキパキパキ!
やっぱり凍らせるよね。
シュパンシュパン!!
私は凍らせた足元を刀で切り刻んで動けるようにした。
4階らへんから色が見える。
きっと、2人はあそこだな。
私は2人のいる場所を特定し、走って向かう。勿論気配や匂いすべてを消して。
水無月さんの声が聞こえる。
あの子は馬鹿なのかな?
まぁいいや。
水無月さんを少しディスった後、私は2人の背後に来て、喋る。
舌打ちと共に放たれる氷の攻撃…
反射神経がいいね。でも、水無月さんは遅いかな
よし!決めた!
水無月さんからやろ
サッ!
ドン!!!
ダン!!!
私は水無月さんを壁に向かって思いっきり横腹を蹴った。
まぁ、あの子弱いから。気絶してるだろう。
パキパキパキ!
この子まだまだ、伸びるね。
私は轟くんの今後の強さを考えた後背後に周り首元に手刀して、気絶させた。
トン!
バタン
放送が流され、私は2人を担いで響香ちゃんと合流した後保健室に向かった。
next.*'❀
編集部コメント
依頼人の悩みや不安に向き合うカウンセラーという立場の主人公が見せる慈愛にも似た優しい共感と、その裏にひそむほの暗い闇。いわゆる正義ではないものの、譲れない己の信念のために動く彼の姿は一本筋が通っていて、抗いがたい魅力がありました!