第13話

12*'❀
1,358
2020/09/03 14:31
-10年前-
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
お母さん、お父さん
お父さん
お父さん
どうしたんだ?
お母さん
お母さん
どうしたの?
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
私、お母さんとお父さんを守れるヒーローになる!
お父さん
お父さん
そうか
お母さん
お母さん
将来が楽しみね
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
うん!(*^^*)
この時はまだ前世の記憶など、なかった。
それに、幸せだったんだ。
でも、その幸せは満月の夜に壊れた…






























(なまえ)幼少期
あなた幼少期
お父さん遅いね
お母さん
お母さん
そうね。
ピーンポーン
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
お父さん帰ってきた?
お母さん
お母さん
お母さん見てくるわね。
お母さん
お母さん
あなたはここにいてちょうだい
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
わかった!
キャーーーーー!!!!!
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
お母さん?
お母さん
お母さん
あなた!逃げなさい!
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
えっ?でも、
お母さん
お母さん
早く!
ヴィラン
ヘヘッ。逃げても無駄だ。
お母さんが逃げてって言ったあとすぐに、ヴィランが出て来て、手に持っていたのは、お父さんの死体だった。
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
お…とう…さん?
ヴィラン
まずは邪魔なこっちから殺るか
お父さんの死体を見て唖然としていると、ヴィランは私に向かって包丁片手に襲いかかった。
お母さん
お母さん
あなた!!!!!
ザシュッ!!!!!!
ヴィラン
チッ!
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
えっ…
お母さん
お母さん
あなた…にげ…なさい…
バタ…
お母さんは私を庇って、死んでいった。
お母さんの血が溢れて床がまるで血の池になりお父さんはウジが湧いてきて、地獄絵図だった。
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
アッ、…ア゙ァ゙ァ゙ァ゙ア゙
その瞬間前世の記憶が、川を流れる水のように流れてきた。
ヴィラン
次はお前だ…
思い出した_


お父さん、お母さん…
また失ってしまった。
もう、嫌だ。
どうして、鬼はいなくなったのに…
どうして、人を傷つけるの…
どうして、私から幸せを奪うの…
もう辞めてよ。私からもう何も奪わないでよ。


私はいつまで経っても幸せになれないの?


そういう運命なの?
ヴィラン
オリャ!!!!!
ヴィランが私に向かって包丁を振りかざす。
もう、嫌だ…
誰か助けて…
パァァァ!!!!!!!!!!
ヴィラン
クッ!なんだ!
私はその光とヴィランの言葉を最後に意識を無くした。








































































































































次に目が覚めると、
私の身を抱くように、安心させるように、龍が巻きついていた。
ヴィランを探せば、見覚えのない骨が転がっていた。父と母はそのまま亡くなっている。
じゃあ、あの骨は?
私は背筋がゾッとした。
私の家族は3人…なのに知らない誰かの骨がある。
私は前世の記憶もあるので、すぐに理解出来た。
ヴィランの骨だ。
目を覚ましたか…
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
あなたが、ヴィランを殺ったの?
あぁ。残酷絵図を見せてしまって済まない。
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
大丈夫。私はこれよりも地獄絵図を見たから。
そうか。
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
それに、あなたが私を守るためにやったことでしょう。
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
だから、ありがとう。
ありがとう…か。
お主名は?
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
月影あなた
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
あなたは?
青龍
青龍
青龍だ。
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
青龍…
初めて、龍を触れた時に
とても、暖かい。
そう思った。
青龍
青龍
あなたよ。我と契約をしないか?
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
契約?
青龍
青龍
そうだ。お主のもう1つの個性は「龍」
青龍
青龍
名の通り、龍を出す事が出来る。だが、それは契約した龍だけ。
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
でも、青龍は契約しなくても…
青龍
青龍
そうだ。我はあなたを助けた。
青龍
青龍
契約をせずに。
青龍
青龍
でも、それはお主が助けを求めたから。
青龍
青龍
無意識に個性を発動させ、助けを求めれば契約せずとも、龍を召喚できる。
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
だったら、契約しなくてもいいんじゃないの?
青龍
青龍
まぁ、そうだな。でも、契約をしなければ死ぬ確率が高いのだ。
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
そうなんだ。
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
私契約する
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
ううん。
(なまえ)幼少期
あなた幼少期
契約したい。
青龍
青龍
そうか。
青龍
青龍
それでは、契約を始める。
それが、私にとって人生で初めてした龍との契約だった。










































































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