ここでの生活も慣れてきた。シュガーさんについても色々とわかったことがある。
・笑う時に一瞬悲しそうな顔をする
・砂糖菓子は「共食い」として食べない
・夜にどこかへ行き、朝に帰ってくる
・手足が緩く痙攣している
・一ヶ月に一度ほどハイテンションすぎる日がある
・逆にローテンションすぎる日もある
・連絡が来たらすぐに返す
・“ダスト“と“ドラッグ“という言葉に敏感に反応する
・週末、私が寝ている間に家に人を連れ込んでいる
・下を長時間見ると頭が痛くなる
・口癖は「大丈夫」
鬱、という漢字が出される。
ポフポフ、と頭を撫でられる。
「ピロン」
少し寂しい…少しだけ話を覗き聞しちゃお…悪い子みたい…!
シュガーさんにしがみつく。怖い。眩暈がする。立てなくなりそうだ。
私は…私はこの人の…シュガーさんの一番には成れないのか。
目の前にあった花からスケルトンが出てくる。シュガーさんよりちいさいぐらいか?
右目なんてどうでもいい。こんな思いしたくなかった。
去る前の顔がなんだかシュガーさんに似てる気がして。後悔した。
お願いです。シュガーさん。
*この本は ここで終わりだ












編集部コメント
主人公は鈍感で口下手ではあるものの『コミュ障』というほどではないので、キャラの作り込みに関しては一考の余地があるものの、楽曲テーマ、オーディオドラマ前提、登場人物の数などの制約が多いコンテストにおいて、条件内できちんと可愛らしくまとまっているお話でした!<br />転校生、幼馴染、親友といった王道ポジションのキャラたちがストーリーの中でそれぞれの役割を果たし、ハッピーな読後感に仕上がっています。